2月9日、民主党の近畿の地方議員の研修会が和歌山で開かれ参加してきました。
まず、「日本一の地元力に学ぶ-新宮型市民協同による災害ボランティアセンターから-」という題で、わかやまNPOセンターの方からお話を聞きました。
わかやまNPOセンターは、東日本大震災をきっかけに被災者支援に携わる和歌山県民のネットワークづくりとして「支える人を支える」ネットワークを設立するなどの取り組みを行ってきました。
そこへ台風12号により和歌山県が水害に遭い、新宮市ボランティアセンターを支援して活動を行いました。
新宮市では、2007年から地元サイズに応じた災害ボランティアセンターの設置運営訓練を市民主体で3回行うなど、ふだんから社会福祉協議会・NPO・ボランティア団体・市民による住民協働型の協同運営が行われており、今回もボランティアセンターの立ち上げから閉所まで運営を市民主体で担い、社会福祉協議会の職員は地域に出て状況やニーズの把握をすることができたとのこと。
多くのところではボランティアセンターは社会福祉協議会主体で運営されており、新宮市は市民主体と異なっていますが、互いが住民ゆえのプライバシーの問題や専門的な判断ができにくいといった課題があるとのことでした。
また、災害時や復興期に地域や住民のニーズを把握しているのは、現場のボランティアセンターであり、災害対策本部や復興のプロセスに参画できるようにしてほしいといった話がありました。
昨今は災害が各地で繰り返し起こっており、阪神大震災を経験した神戸市としても普段から地域のNPOセンターなどと連携を密にしたり、防災コミュニティーなどとの体制作りをしておくことが大切と改めて感じました。
次に、「日本の国境の真実」という題で、ノンフィクションライターの西牟田靖さんのお話を聞きました。
近年尖閣諸島や竹島などに関連して問題が生じていることから「国境について考える」という地方議員の研修会にはあまりないであろうテーマが選ばれたのではないかと思います。
話の中心は西牟田さんが北方領土や竹島などに行かれたときの体験談という感じでした。
西牟田さんの著書「ニッポンの国境」(光文社新書)も配られていたので自宅で少し読みましたが、国境はずっと同じではなくその時々で変わる(日本でも例えば北海道は江戸時代までは一部しか日本の領土といえなかっただろうし、沖縄も江戸時代まで薩摩藩の支配下にあったとはいえ琉球王国が存在し、日本の領土でなかったといえるかもしれない。)といった見解や、サンフランシスコ講和条約でアメリカはわざと明確な領土規定処理をせず、近隣国との火種を残すことで日本を西側諸国の一員として担保しようとしたのではないかという見解が書かれており、興味深かったです。
なお、和歌山の行き帰りに、ベイ・シャトルを利用しました。関西空港・和歌山間はシャトルバスを利用し、そんなに時間がかからずに和歌山に行くことができたように感じました。
乗客は、行き帰りともそれぞれ20人くらいだったでしょうか。
ほとんどの乗客は関西空港を利用される神戸方面の方だと思います。
もっと大阪南部や和歌山方面の方に、神戸への観光やビジネスに利用してもらうようPRしてはどうかと思いました。
まず、「日本一の地元力に学ぶ-新宮型市民協同による災害ボランティアセンターから-」という題で、わかやまNPOセンターの方からお話を聞きました。
わかやまNPOセンターは、東日本大震災をきっかけに被災者支援に携わる和歌山県民のネットワークづくりとして「支える人を支える」ネットワークを設立するなどの取り組みを行ってきました。
そこへ台風12号により和歌山県が水害に遭い、新宮市ボランティアセンターを支援して活動を行いました。
新宮市では、2007年から地元サイズに応じた災害ボランティアセンターの設置運営訓練を市民主体で3回行うなど、ふだんから社会福祉協議会・NPO・ボランティア団体・市民による住民協働型の協同運営が行われており、今回もボランティアセンターの立ち上げから閉所まで運営を市民主体で担い、社会福祉協議会の職員は地域に出て状況やニーズの把握をすることができたとのこと。
多くのところではボランティアセンターは社会福祉協議会主体で運営されており、新宮市は市民主体と異なっていますが、互いが住民ゆえのプライバシーの問題や専門的な判断ができにくいといった課題があるとのことでした。
また、災害時や復興期に地域や住民のニーズを把握しているのは、現場のボランティアセンターであり、災害対策本部や復興のプロセスに参画できるようにしてほしいといった話がありました。
昨今は災害が各地で繰り返し起こっており、阪神大震災を経験した神戸市としても普段から地域のNPOセンターなどと連携を密にしたり、防災コミュニティーなどとの体制作りをしておくことが大切と改めて感じました。
次に、「日本の国境の真実」という題で、ノンフィクションライターの西牟田靖さんのお話を聞きました。
近年尖閣諸島や竹島などに関連して問題が生じていることから「国境について考える」という地方議員の研修会にはあまりないであろうテーマが選ばれたのではないかと思います。
話の中心は西牟田さんが北方領土や竹島などに行かれたときの体験談という感じでした。
西牟田さんの著書「ニッポンの国境」(光文社新書)も配られていたので自宅で少し読みましたが、国境はずっと同じではなくその時々で変わる(日本でも例えば北海道は江戸時代までは一部しか日本の領土といえなかっただろうし、沖縄も江戸時代まで薩摩藩の支配下にあったとはいえ琉球王国が存在し、日本の領土でなかったといえるかもしれない。)といった見解や、サンフランシスコ講和条約でアメリカはわざと明確な領土規定処理をせず、近隣国との火種を残すことで日本を西側諸国の一員として担保しようとしたのではないかという見解が書かれており、興味深かったです。
なお、和歌山の行き帰りに、ベイ・シャトルを利用しました。関西空港・和歌山間はシャトルバスを利用し、そんなに時間がかからずに和歌山に行くことができたように感じました。
乗客は、行き帰りともそれぞれ20人くらいだったでしょうか。
ほとんどの乗客は関西空港を利用される神戸方面の方だと思います。
もっと大阪南部や和歌山方面の方に、神戸への観光やビジネスに利用してもらうようPRしてはどうかと思いました。