喜♪きりん

人が苦手なのに何故か販売員をしてる人の日々あれこれ

役者とアドリブ

2011-05-30 01:10:49 | 若手俳優応援
さっき「ピースメーカー」の動画を見てたんだけど、メンバーの中にタイソンさんがおる!ってちょっと驚いた。

タイソンさん「鋼鉄番長」に出てなくて新感線辞めたのかなーって思ってたから元気そうで何よりです。

「ピースメーカー」では近藤勇を演じるらしく、見たら殺陣がかっこいい!流石「新感線」の人だけあるわなあって感心した。劇団では「とどかぬ大蔵」なんて役名の時があったくらい伸び悩んでたのにね。若手役者の中に入ると違うもんかなあ。忍たまミュの森本さんもあん中じゃあ演技派?らしかったもんね。そう考えると所謂漫画原作ミュージカルの出演者ってやっぱり下に見られてるんだよなあとちょっと切なくなったりもする。

ま、舞台は場数ですから、たくさん経験して引き出しを増やしていけばいい。アドリブなんて演技がしっかりしてからでいいんだよ。(誰に言ってるの?)

最近の風潮でアドリブがやたら重要視されてる感じがあってどうも嫌。

台本の演技でを魅了させられずに何がアドリブだ!って私は思うのでネタもの以外でアドリブは不要です。日替わり何それ?一回の舞台で満足させればいいんじゃないの。
アドリブってどうしても自分の素や考えが出てしまう。役じゃなく自分主体なんだよね。芝居の中でそれやられると今まで見てきた世界がいったん途切れてしまうんですよ。そういう作品何個も観てきたし、本当に多い。アクシデントを回避するための手段ならいいけどね。てゆうかもともとそういうもんなんじゃないのアドリブって。

何かねアドリブも出来ない役者はつまらないなんて意見も見るけど、私は逆ですね。世界観を壊すアドリブなんざやるなって思う。

特に土台のない若手役者がやるとそれはもう悲惨。俺はこんなに引き出しがあるんだーって誇らしげになる前に自分は物語の中にちゃんと生きているのか考えてほしい。偉そうですいません。でもホントいるんだよこういう子。

演技っていろんなタイプがあって自分に役を持ってくる人、役に乗り移る人、事細かに人物を頭で理解し描写する人、何も考えない人、どれがいいっていうのは一概には言えない。演技の上手い下手も主観的だしね。

ただ、三宅さんと健ちゃんは演技スタイルが違うなあ。
健ちゃんは役になりきろうとする人で三宅さんは舞台上でその役で生きる人。
どっちも好きだけどね。
コメント