鏡面界 - 魚食系女子の気まぐれ雑記帖

お魚料理を中心に、呑気にまったり、寄り道・迷い道の日々。。

ムール貝 (宮城産)

2012年07月24日 | 料理 貝類

ムール貝 ( 宮城産 )


パスタなどでお馴染みのムール貝。

今回は、新鮮な宮城産を入手。
冷凍物の干からびた様なものとは違い、肉厚で見るからに美味しそう。



ムール貝は、足糸(そくし)と呼ばれる機関を殻の隙間から出し、これで海底の岩などにしがみつき身体を固定している。
ちょっと見ると、海藻がこびり付いているように見えるのが足糸。
まずは、キッチン鋏でこれを切り取り、続いてタワシで殻をガシガシ擦り洗う。
下準備は、これだけ。

一応、薄い塩水に付け砂抜きもしたけど、殆ど砂は吐かないですね。


ムール貝の白ワイン蒸し

まずは、ムール貝といえば、ワイン蒸し。

フライパンで、たっぷり白ワインを注ぎ、生姜の千切りと、葱もいれ、胡椒を振って蓋をして蒸すだけ。
以前食べた時、とても塩分が強く、塩辛くなりすぎたので、今回は塩は使わず。
結果的には、これが正解。
無塩仕上げですけど、これでも充分しょっぱいわね。



貝が開いたらOK。
更に熱を通し過ぎると、硬く締まってしまうので、口が空いたものから順番に取り出すくらいが良いですね。



食べてみる。
これは美味しいですねぇ。。

パスタの添え物みたいに添えられているモノとは、全く別物。
ムール貝は、こんなに美味しい貝なのか、と改めて気付かされるわね。



バターやExバージンオイルを振ったり、バジルなども合うけど、余り凝り過ぎない方が良いでしょうね。



ケンサキイカとムール貝のスープ


たっぷりと良い出汁が出るので、スープ仕立てにしてみた。

とてもコクのある美味しいスープになったけど、スープが濁ってしまいちょっとヘタクソだったわね。(^_^;


ムール貝のパスタ


パスタの添え物にムール貝、ではありません。
ムール貝を主役にしたパスタです。



パスタは、自分の定番、ディチェコのフェデリーニ ( No.10 )。
福耳とオレンジに色づいた青唐辛子のハリハリ風味で。



ムール貝、美味しいですね。。
もっと食べたいな。




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htk.006 白バイ貝 ( ツバイ ) の料理 5点

2012年07月21日 | 料理 貝類


白バイ貝 ( ツバイ ) . エゾバイ科エゾバイ属 - Buccinum tsubai (Kuroda in Teramachi,1933)



今日は貝料理です。

ツバイは、とても小さく、可愛いらしい、綺麗な貝です。
食用となる主要な巻貝の中でも、最も小さいサイズの貝だと思います。
クリーム色の貝殻で、先端部分は黒褐色のツートンカラーがお洒落です。

日本海側で沢山収獲され、とても美味しいので人気があります。
しかし、全国的に広く流通する貝ではなく、どちらかと言うと日本海のローカルな貝ですね。

白バイと呼ばれる事もありますが、白バイというと大型のエッチュウバイが有名です。
エッチュウバイと、今回のツバイは、サイズ的に10倍くらいの差があるので間違う事は無いと思うけど注意は必要です。

今回の貝は、秋田産。Liza_tanと同郷の秋田美人ね。(笑)


ツバイの剥身、塩茹



まずは、イロハのイ。塩茹よ。
貝の味覚を楽しむのは、これが基本。

ツバイは、クセもなく、アクも強く無くてとても食べやすい貝です。
唾液腺に毒性を帯びるタイプではないので、腸まで全て丸ごと食べられます。
もちろん、貝殻と蓋は食べられません。当然ですけどね。(笑)

腸は苦く無く、とても美味しいです。



ツバイの貝殻付き煮付



貝殻は、ざっと洗うだけでOK。
巻貝は、二枚貝のように砂を噛んでいるのが少ないので、砂抜きは必要ないですね。
気になる人は、薄い塩水に浸して暫く様子を見て、水が砂で汚れないならOKです。

ツバイは、クセのある貝ではないので、煮付けに薬味は最小限で良いです。
今回は、一応、葱と生姜で煮付けてます。


そして自分の好みで、梅干し一粒と、燻製帆立貝柱を入れてみたわ。



ツバイの剥身の煮付



秋田産の貝なので、秋田の陶磁器`楢岡焼`の器に盛り付けてみたの。
そして、コメントをするのは秋田のLiza_tanという、オール秋田のラインナップよ。(笑)

剥身にしての料理は余りお勧めではありません。
熱を通すと、貝肉と腸が簡単に殻から取り出せるけど、生身だと、千切れてしまって難しいです。
剥き身にする場合はいったん湯通ししてからという事になりますね。
それより、殻付きで調理の方が良いでしょう。

ツバイの煮付けは絶品ですよ。
わたしはいつも殻付き煮付けで食べてます。



ツバイの串焼



いわゆる`焼つぶ`という調理法ですね。
居酒屋や、観光地で串焼にして売られているのがこの`焼つぶ`。

軽く湯通しして、剥身にして、甘辛い味醂醤油を塗り網焼き、又は、家庭ではグリルでもOK。
貝と醤油の焼けた匂いがたまりません !

途中で、数回味醂醤油をハケ塗りすれば完璧ですね。

少し焦がし気味に焼いた方が香ばしくて美味しいです。
ツバイは、とても柔らかい肉質なので、多少焼き過ぎても硬く締まり過ぎないので助かります。



今回は、自分の好みで、葱と、赤・青唐辛子と一緒に焼いてます。
葱や唐辛子のサイズと比べ、ツバイが小さいのが良くわかるでしょう?

香り付けにローズマリー (・・・これは、全く余分ですね。ツバイの美味しい香りに勝るハーブ無し ! )
檸檬を絞って食べるのは乙ですね !



ツバイのオリーブオイル煮



ツバイに限らず貝類の料理や、魚の内蔵料理などにオリーブオイル煮は良く使われる手法。
アクやクセを抑えマイルドな味わいになります。

まず、軽く湯通ししたツバイを耐熱皿に入れ、大蒜、生姜、唐辛子、ヒメタケ、ハーブ類を刻み入れ、
ひたひたに浸かるくらいの量のオリーブオイルを注入して、レンジ、又はトースターで加熱します。

オリーブ油は、エクストラバージンなどでなく、二番絞りの安いので充分ね。
わたしはいつもトースターを使います。

仕上げに、バターとか、エクストラバージンオイルも好みでね。



そのまま摘まみだして食べても良いけど、耐熱皿だと色気がないので、また楢岡焼の小鉢に盛り付けてみました。



楢岡焼の小鉢は渋い色合いが気に入って入手して、ブログに使ったら、
Liza_tanから、楢岡焼ではないか、と指摘され、調べたらその通り、秋田の楢岡焼だったの。
オリーブグリーンと沈み込んだ様な蒼色が素敵で大切に使っているの。
烏賊の塩辛など盛り付けると、とても良く合うのよ。


楊枝を差すと、簡単に殻から身が取り出せます。
勿論、腸も千切れず綺麗に付いて来るので、とても食べやすいわね。

小さいから、一口で食べるのに丁度良いサイズよ。


つるんとしていて柔らかく、とても上品な味は最高です。
クセもないので、余り貝類に馴染みの無い人も、違和感無く味わう事が出来るわね。
噛むと、貝類特有の味覚が口の中に広がり、幸福な気分に浸れます。。

オカズというより、おつまみ、お酒の肴に打って付けね。

おいしいからって、余り呑み過ぎないようにね !


今日は、このブログ始まって一番の大作になってしまいましたね。
わたしは、魚と貝、そして海老・蟹・蛸・烏賊が大好き。
これからも、こんな特集もやって行きたいです。

ただ、調理などは完璧な自己流なので、あくまでも参考程度に考えてくださいね。





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