模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

ドラゴンフライを2機作ること

2024年06月28日 | 日曜大工

ドラゴンフライ=蜻蛉=トンボの1/1モデルを作ってみました。
日曜日の午後から作り始めて、毎晩1時間位工作して休暇を取った金曜日に完成しました。


野外活動の際にオニヤンマのアクセサリーを身に付けていると、アブなどの目の良い昆虫は天敵のオニヤンマを忌避するので虫除けになるらしいのです。
それを数年前に商品化したメーカーがあって¥1000もするのに爆売れしたそうです。
すぐに類似商品を100均が売り出したというので、数軒の大き目の店舗を回りましたがどこも売り切れでした。
メルカリにも転売ヤーが出してますがやっぱ高い。
無いものは作るのがモデラーですね。
翼があれば戦闘機からトンボまで作るのが飛行機屋。(最近サボってるけど)

オニヤンマで画像検索すると沢山出てきます。
そんなに難しそうには見えません。
1機だったら嫁に強奪されるに決まっているので、2機同時進行です。

初号機を先行させて工程を確認します。
材料棚を探したらよく乾燥したヒノキの9mm角棒があったので採用。

エポパテで全身粘土細工でも良いのですが簡略化します。
本物の胸部は横から見るといかにも筋肉質な三角おにぎり型で、こんな直方体ではありません。

売り物は結構テキトーなつくりです。
なのでそんなにリアルでなくても、シンボリックな色と形状で十分効果があると推察しました。
目は丁度良いボールがなかったのでエポパテで作ることにします。
木材にエポパテは食いつきが弱いので、角に付けた木ネジをアンカーにして抱きつかせるつもり。

複眼はかなり大きめにデフォルメしました。リアリティよりもアピール度優先です。
腹部は6mm丸棒に紙を巻いたものがガラクタ箱にあったので採用。
鉄道模型の貨車の積み荷にする丸太を自作するための試作品のようです。
巻いた紙は木の皮の表現で、わざと皴が寄るように巻いてます。
結論から言うと、この紙巻丸棒を使用したのは失敗でした。
皴があるのでマスキングテープが上手く貼れず、エアブラシ塗装ができなかったために下手な筆塗りせざるを得なかったからです。

数年前に使いかけたエポパテが賞味期限切れで風邪をひいていそうなので、全部使っちゃいました。
目だけではなくて顔の造形も全部エポパテにしました。
それでも余ったので、目用のボールを4個と顔用のオニギリ形を2個パーツとして作りました。
追加増産も2機可能です。

紙や木材は塗料を吸うので、白サフを吹いてからMRカラーの黄色を全体に吹きました。
大きな複眼で害虫を睥睨してビビらせるように、キャンディ塗装します。
クレオス水性のシルバーを下地として筆塗りしました。

最初このシルバーの上にタミヤエナメルの筆塗りでクリアグリーンを塗ったのですが、クリア塗料を筆塗りでうまく塗る技術なんか持ってないのでグダグダに。大失敗。
エナメルのグリーンを拭き取って改めてMRカラーのクリアグリーンをラピッドシンナーで溶いて吹きました。
ラピッドシンナーにしたのは下地のシルバーが水性だったからですが、一度にドバっと吹かずに薄く吹けば溶け出さずにできました。

複眼の強調と目の塗膜保護のために、透明クリアを目を中心にオーバーコートして艶を出しました。
黒のフェルトペンで胴体と顔の黄色と黒の塗り分けを下書きしてから、タミヤ水性の黒で塗りつぶしました。
当然黄色部分にはみ出すので黄色で仇討ちするのですが、黄色で溶けだしてくる黒を塗りつぶすのが今回一番手間でした。

翅は透明プラ板をオニヤンマの画像を映したiPadの上に置いて、油性フェルトペンで形状と模様を写し取りました。
それをハサミで切り出して接着剤併用でタップネジ止め。ネジもマジックで黒く塗ります。
脚は省略して、胸の下に安全ピンをネジ止めして完成です。

さて本格的な梅雨に突入し雨の日が続きます。
試用はいつできるか。果たして効果は。

コメント (2)
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