なまりと方言 ２．．．．(11134)

山口弁(宇部弁味付け)の会話
「あぁあ、よーきびっちょかんから、みい。ほろかぁて、めげたろうがや。
なかみゃぁ はぁみてたぁや。しまぁかすぃのぉ。ちゃぁらんやつじゃのぉ。
だゃぁたぃつめがあまいそいや。おんしゃぁ」
「そねぇに にくじゅぅいわんでもええわぁや、ひもがぶちみじこぉて、
へちにたわんじゃったそいや。めえだんはめえめえじゃぁや。ちゅうかぃでんきなのぉ」
「にくじゅぅいいよぉりゃせんわぁや。よぉお くじゅぅくっちょかんにゃ またやるけぇの。
しろうしいばっかしで、おかえちょるほじゃけぇ。ほんにげってんじゃのぉ、こんなぁ」

標準語に変換
「あっ、しっかり括っておかないから、見ろ。落として壊してしまったではないか。
中身は もう なくなってしまったぞ。始末におえないなぁ。つまらん奴だ。
大体、詰めが甘いのだ。お前は」
「そんなに、憎たれ口を言わなくてもいいではないか。紐が極端に短くて
フックに届かなかったのだ。壊したのはご自分ではないか。まったく頑固者だなぁ」
「憎たれ口を言っているわけではない。確と苦言を呈しておかねば またやりかねないからな。
騒々しいばかりで、上の空なんだから。本当にお粗末な奴だな、こいつは」