広島市で建国記念を祝う集いが開かれ、その記念講演として川口淳一郎教授が招かれ
ていたので参加した。
はやぶさに関連して日本人の創意ということに力点をおいてお話をされていた。
いくつか印象に残っったことがあるが、終わり頃おもしろい比喩を語られていた。
南部せんべいの耳は、その耳こそがおもしろいし、必要なのだということ。
南部せんべいはいつも耳がはみ出ている。
あのせんべいは型の中に食材を入れて焼くのだが、耳がはみ出さないように作るには、
食材の量を加減すればいい。容易な話だ。が、それを削ぎ落としてなんになる。
そんな「みみ」っちいことをしないで、はみ出す耳の部分こそが大切なのだとおっしゃる。
たとえに飛躍があるにしても、今の日本、合理的というか、型にはまりすぎているというか、
無駄を削ぐことばかりに汲々としすぎているようだ。
南部せんべいは私の大好物、あのはみ出したみみの部分が、薄さといい味といい、形の妙といい、
えもいわれぬ魅力があるとかねがね思っていたので、我が意を得たりという気になった。
ていたので参加した。
はやぶさに関連して日本人の創意ということに力点をおいてお話をされていた。
いくつか印象に残っったことがあるが、終わり頃おもしろい比喩を語られていた。
南部せんべいの耳は、その耳こそがおもしろいし、必要なのだということ。
南部せんべいはいつも耳がはみ出ている。
あのせんべいは型の中に食材を入れて焼くのだが、耳がはみ出さないように作るには、
食材の量を加減すればいい。容易な話だ。が、それを削ぎ落としてなんになる。
そんな「みみ」っちいことをしないで、はみ出す耳の部分こそが大切なのだとおっしゃる。
たとえに飛躍があるにしても、今の日本、合理的というか、型にはまりすぎているというか、
無駄を削ぐことばかりに汲々としすぎているようだ。
南部せんべいは私の大好物、あのはみ出したみみの部分が、薄さといい味といい、形の妙といい、
えもいわれぬ魅力があるとかねがね思っていたので、我が意を得たりという気になった。