うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

東京理科大・日食展...(1236)

2012年02月05日 21時53分58秒 | うべプラネタリアン
今日(2/5)プラの一般投影が終わった後、突然訪れ人があって、東京理科大では、
金環食時に理科大の全国キャンパスを結んで観測チェーンを張りたいという。
小野田キャンパスでもその一環として赤道儀にビデオを据えて追跡したいと考えているという。
ついては、赤道儀を貸してくれという話に行き着くのだが、それはなかなかほいほいとは
いかぬ話で、大体“理科”大ともあろうところが、赤道儀の1台もないのかいと言いたくなる。
しかし、そこは星仲間。何とかしてやりたくなるのはこちらの性である。
会館の手持ちの器械をさがしてみたが、会館の器械は「観測」に耐えるだけの精度は出ぬ。
うずうずぐだぐだいいわけをしていたら、それを扱える人も派遣してほしいなどと、おんぶだっこの
話に発展しそうになった。私に手伝ってほしいような目つきだったが、私にしたところで、
45人を引き連れて日南海岸まで行こうというのだもの、当日(5/21)は気のきいた奴は
みんな金環食滞の中に出張るはずだから、人をあてにはするなと、この点だけはきりりと断った。
おもしろそうな話だが、天文屋は独狼ばかりだからまずむつかしい。
観測チェーンの本部東京キャンパスから人を出したらよさそうなものだが、
金環食滞ど真ん中が東京なのだ、そこから人を派遣して山口に来るには無理がある。
誰が好きこのんで金環食滞を脱して91%の地に赴くものか。
それぞれのキャンパス長万部と茨城と長野と山口が現地の中で、もがき工夫するしかないだろう。
だって、何度も言うが“理科”大だろ。

立春....(1235)

2012年02月05日 21時36分48秒 | うべプラネタリアン
節分は、季節を分けるとき。その日を過ぎて春の気が兆す。
陰極まりて陽の気きざす。陰陽道の節だ。
だから、立春とは寒さが極まれる季をさす。暦の上では春気がきざす時かもしれないが、
冬のピークをさす言葉とすれば、なるほど、寒さは尋常ではなかった。
季節の峠、峠には鬼が棲むという。
過去の病など、鬼をたたきつけて、峠を越えて、春に向かって転げてゆこう。
立春....いい響きだ。