うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

エビネ....(E1015)

2010年04月28日 18時16分21秒 | 水の存在
エビネという古来の日本の野生蘭が大ブームになったのは20年も前だろうか。
根が海老のようにコブコブ続いて増えるところから、海老根エビネと呼ばれている。
このあたりでは、ヒゴだのヒゼンだのコウズだのニオイだの貴重種が人気だ。
山口は、大振りな黄エビネが特産で、あっちゃこっちゃに自生しているから
めずらしくも何ともないが、この黄の主張力はまた抜群で、私は大好きだ。
なにより黄エビネの良さは、この気候風土に合うせいもあって、強いこと。
ほったらかしにできるところ。本気で愛好家にならなくて済むから気楽。
大花であること。時としていい香りが付く。そして一番安い。
黄と茶系の地エビネとの混合種はなかなか美しい。
サルメンという種もあって、猿の顔みたいだというところから名がついたが、
黄エビネとサルメンとのかけあわせは「猩々」といい、これもなかなかいい。
いいが、所詮バイオの作り物だから、好みの気持ちはいまいちだ。
画像は黄と地エビネの混合種。銘が付されるほどの名品だ。