うべプラネタリアン

プラネタリウム解説の活動を通じ、いろいろ感じたことをさまざまに語りたく....

土星と木星....(9186)

2009年08月07日 22時50分00秒 | うべプラネタリアン
神原校区の子ども会が保護者を含めて80人も会館にやってきた。息苦しいほどだ。
まだ、薄明の残るうちは、土星。やがて木星と月を観る。
土星のリングは、20㌢屈折で何とか見えるが、10㌢ではほとんど見えない。
初めて土星を観る人も多かったが、環を知らない人は、こんな土星、面白くも何ともない。
土星を見せて、歓声のあがらない観望会は初めてだ。それがこちらは面白い。
「今は土星の環が消えて、見えなくなっているときなんです。だから、来年の春、
環の復活した土星を観ましょう。その時初めて今の土星の特異性がわかります」と
言ったところで、現実に面白い形をしていないものは、鼻白むかぎりだ。
そのうち、木星が上がる。
木星の光は怖いほど強い。すぐ側に満月があるが、負けていない。明らかに面積を持った光。
これを見せると、大きいし、模様もあるし、4衛星も見えて、うぉ~と歓声があがる。
「さっきとついじゃあ」と言い、「こっちんがええ」という。
対(つい=同じの意)じゃないんだな、これが。この辺の反応が、私たちにはさらに嬉しく面白い。