保険屋さんは腹黒くなければ生き残れない

いろいろ勉強している選ばれたファイナンシャルプランナーと保険屋さんを一緒にしては駄目だ。

保険の特約

2017-05-29 02:45:58 | 妄想

住宅ローン(借換)

保険の特約を選ぶときの注意点は2つです。
1.まず国の社会保障を理解すること
2.保障が降りる基準を理解すること
この2点だけ注意していれば、自分にとって不要な保険を、ほぼ完全に見抜けるようになります。一例をご紹介しますね。

生涯保障特約


生涯保障特約は、障害または疾病による所定の身体障害状態(心臓ペースメーカーの装着など)になったときに支払われる特約です。しかし、そもそも病気による障害になった場合、国から障碍者認定がおりて手厚い保障を受けられます。例えば、ペースメーカーは通常7〜800万円するといわれていますが、実際は国から補助があるので無料です。

介護特約

介護の特約は確かに必要な方も多いですが、気をつけないといけないのは、介護特約は支払い条件が異常に厳しいものが多いということです。
例えば介護特約の要件でよく見る「所定の要介護状態」とは、基本的に常時寝たきりで、(1)ベッド周辺の歩行(2)衣服の着脱(3)入浴(4)食事(5)排せつ後のふき取りの5つのうち」3つ以上できない場合か、医師に器質性痴呆と判断された場合が対象となります。しかもこの状態が180日継続しなければ保険金は給付されません。一般的に見て、ここまで重度の要介護状態になる人は、人口から言ってもごく僅かです 。

重度慢性疾患特約

重度慢性疾患とは、例えば重度の糖尿病、重度の高血圧症、慢性腎不全による人工透析、肝硬変、慢性膵炎などです。それでは、重度な状態とはどれぐらいでしょうか?
例えば、糖尿病の場合、インスリン治療を6ヶ月以上継続したという医師の診断、目の増殖性糖尿病網膜症であるという医師の診断、下肢に壊疽(えそ)による1足指以上の切断などでようやく保険金が受取れるといった形です。自分にとって、本当にこの特約が必要かどうか、しっかり考えてみて下さい。

女性疾病特約

女性疾病特約は、特定の病気に対する保障を上乗せするものですが、その分の保険料も当然上乗せになります。現在加入されている保険商品にもよりますが、もし、女性特約を付けるのであれば、その分の入院特約の日額を上げた方が、保障内容が良く、保険料も安くなる場合が多いです。もし、この2つを比べずに「女性特約」だから入っておいた方が良いといって入ってしまった人は見直してみて下さい。

健康祝い金

健康祝い金とは、一定期間、健康で医療保険を利用しなかった場合に、ボーナスとして一時金を受け取れるものです。結局は割高になった特約の保険料の一部が戻ってきている仕組みなので、祝い金をもらうために積立をしているような形です。
しかも、入院した場合には保険会社に没収される仕組みとなっています。保険の中には、昨日のメールでお伝えした低解約返戻金型終身保険のように、貯蓄性の高い商品もありますが、健康祝い金は貯蓄性は皆無と言えます。


保険の営業マンは、特約が素晴らしいもので入ることが当たり前のようなスタンスで話をしてきます。決して鵜呑みにせずに、まず、保障が降りる条件を徹底的に聞くようにして下さい。また、残念ながら社会保障に関しては、聞いてもハッキリと教えようとしない営業マンも少なくありません。ですので、できるだけご自身で社会保障の知識を得る努力をして頂きますようおススメします。

社会保障は過去の投稿で説明しています。

一度 さらっと見られたら良いと思います。



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