「・・・べきである」

　先日、精神科医の講演を聞く機会があった。

相談員の仕事についてである。特に心に刺さった言葉があった。

戦後民主主義になって７０数年が過ぎる今日では、色々な育ち方をする時代である。

子供たちは勿論、その親達も、多種多様な価値観を持ち、育ち方をしている。

「・・・すべきである」「・・・であるべきである」と、”べき”の言葉を使っても、

誰にも受け入れらないし、時代の流れに逆行している。

自分は、「～すべきである」との考えを持っている。価値観でもある。

ただそれを、人に押し付けないようにしようとは思っている。

食事をしながら、携帯やスマホをするのは見苦しいと思うし、

カバンは自分の部屋に持って行くのが常識だと思う。

自分の洗濯物は、自分が管理すべきだと思うし、自分の部屋の掃除は、自分ですべきだと思う。

価値観の多様化で困惑し、ガラパゴス島に逃げてしまいたくなった。