整形外科

　老化が膝に来た。１０月下旬ごろから痛みがあったが、

使い痛みで回復に時間が掛かるのだろうくらいに考えていた。

先日の寒さで、ついに音を上げてしまった。それでも筋力を鍛えれば何とかなると思った。

しかし、ついに歩くのが難しいくらい痛みが出た。それでも、整形外科に行くのは恐かった。

午前中は薬が無くなったので行きつけののクリニックに行く。

「変わりはありませんか？」と訊かれたので、「まあまあです。」と答えた。

帰宅後、同居人から「どうだったの？」と訊かれたので、「整形には行かなかった。」と答える。

大叱られして、「悪化して動けなくなったらどうするのよ！すぐに行こう！」と言う。

幸い目的の整形外科医院が開いているので、自動車に乗る。

 

　土曜日の午後であるにもかかわらず、整形外科医院は大はやり。

待合室での時間が長い。レントゲンを撮り診察室に入る。大根足を出した途端に、

「水が溜まっていますね。抜きましょう。」と簡単に言い、「チクッとしますよ。」の言葉も終わらぬうちに針を刺す。

これが恐ろしかったから診察をためらっていたのだ。

「14ｃｃ取れました。歳にしては傷みが少ないですよ。濁らず綺麗な水ですから大丈夫ですよ。」

何かよー解らんが少し痛みが和らいだ気分。その後電気を掛けてリハビリー。

予約を取り、痛み止めの薬を貰ってやっと解放。車の中で同居人に平謝り。

気分が少し落ち着き、久しぶりのビールが美味しかった。

元気であるとか、頑丈な身体とか過信してはいけない。実年齢をしっかり頭に入れなければいけない。

「まっすぐに生きて来た積りなのに　腰や足が曲がる　　なぜだー！」