フッフッフの話

日常の中に転がっている面白い話、楽しい話!

お誘い

2021-01-07 16:13:37 | 日常雑感

 11時ごろ電話で、「初コーヒー会」のお誘いがある。

待っていましたとばかり、”アーモンドと小魚”のおつまみを持って出かける。

アーモンドと小魚のおつまみに目覚めたのは、お餅を送ったらお返しにと届いた贈り物である。

同居人に見つからないように、自分だけの場所に隠して食べる積りが、気が付いたら影も形もない。

頭の黒い同居人が引いて行って、食べつくした後である。スーパーでそれに似たおつまみを購入したら、

結構美味しかった。それから癖になって、1回分ずつ小分けになったものを購入している。

これなら同居ネズミも、全部さらっていくことはない。何袋かを引っ張っていくだけである。

今日もそれを持って行くと、美味しいし食べやすいので喜ばれた。

コーヒーにはカステラ、ビールにはアーモンドと小魚のおつまみが良く似合う。

 

 曽野綾子氏の本から引用。生方たつえ氏の歌集からからとのことで、

「かえりゆく家といえども待つもののなきうつろさは誰にも言わず」

「あこがれを待つかたちにて門ひらくひとりといえど生き遂げるべく」

「祈るよりほかなき老いの日と思うまぶしきばかリ月のさす夜を」

この寂しさは、どこか恋の感情と似ていますと締めくくられている。

 

 昼間も、水道が凍るような寒さである。大型犬として飼われている「アス君」が時々鳴く。

風通しの良い日当たりのない場所に、鎖でつながれている。駐車場なので屋根だけある。

セメントの上に寝ている。毛布1枚ない。小屋もない。辺り一面うんこが散らばっている。

名前を呼ぶとしっぽを振る。しかし、どうしてやることも出来ない。

今もあの吹きっさらしの場所に繋がれているかと思うと・・・。

虐待であると言いたくなる。動物も植物も、どのような人間と出会うかによって、幸・不幸が分かれる。

コメント
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