土砂災害の後片付けに、多くのボランティアが出て活躍している。
日曜日などは、老いも若きもボランティアをして、少しでも世の役に立ちたいとの気持ちである。
助け合いの住みよい世の中である。
一方盲導犬を傷つけたり、白杖の女性に嫌がらせをしたり、との事件が続いて起きている。
これらの事を、どのように理解したらよいのであろうか？日本国で同時に起きている事である。
何でも誰でも、ボランティアができると思うのは思い上がりである。
土砂を運ぶ仕事は、暑さの中で仕事ができるような訓練をしている人でないと、無理である。
若いから体力があるだけでは、仕事は出来ない。かえって迷惑になる。
ボランティアは、自分では少し自信のある分野の事をするのが良い。
自衛隊とか警察、消防等は、日頃からの鍛え方が違う。勤務だから当然と言える。
そのぐらい鍛えていないと、ボランティアは難しい。農業でも植え木剪定でも、同じことが言える。
ボランティアなのだから、少々のことには目をつぶって欲しいとの意見もあるが、それは甘えである。
ボランティアをする時には、その仕事に対して、ある程度の経験は必要である。
