手紙

　ノーベル文学賞作家・川端康成氏のラブレターが、

死後40年にして現れ、公開されることになった。

川端文学研究者にとっては、大きな意味を持っていることであろう。

相手の女性・伊藤初枝さんの関係者は、戸惑っているかもしれない。

両人とも亡くなっているので、大きな問題ではないと思うが。

一般市民は、死後何が見つかっても、アッハッハと笑われるだけで済むが、

それでも個人の秘密に類するものは、元気なうちに処分しよう。

日記類、手紙類は、激情に任せて書いたものが多いので、

誰の目にも触れないのが美しい。