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「明るく ボケよう」

2005-06-09 00:30:46 | 
山村 孚(まこと)著 「明るく ボケよう」
草思社発行、2000年4月
老後の最終段階・究極の願いは、
「ボケないこと」、「長患いをしないこと」。
誰だってある日突然ボケるのではない。
自分の老態を、自分で観察しながら記録してみようと思い立ち、
大正9年生まれの山村氏が書かれたものである。
客観的に、見事に老化・老醜を見据えている。
美しく老いるというような段階ではなく、
すさまじい、人間本来の姿を書き込んでいる。
地位・財産・学歴・教養などに関係なく、
年を取ればみな平等に訪れる「老醜」を、
ユーモアを交えながら、暴いている。
程度を超えた物忘れを少しでも減らす工夫。
最高の人生だと思っていても、老いに伴う「侘しさ」はある。
それを克服するには………。
侘しさと付き合って仲良くし、抵抗力をつけるしかない。
死の予感、すなわち死神の使者は、予期せぬ時に訪ねて来て、
「忘れるでないぞ」と言って消える。
その使者が訪ねて来るときは、次のような時である。
①体調が悪く、特に病気した時。
②友人、知人、特に同年輩の人が亡くなった時。
③正月とか誕生日とか、来し方行く末を考える時。
④夜中に目を覚まして、眠れなくなった時。
⑤天気でいえばどんよりした時、
コメント (5)
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