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人工皮膚の開発の権威で、世界的な形成外科医のロベル。その邸宅の一室にはベラという若い女性が幽閉されていた。食事の世話をするのは、初老のメイドのマリリア。ロベルは亡くなった妻を救えるはずだった“肌”を創造するために、“ある人物”を監禁して実験台にし、亡き妻そっくりの“ベラ”として創り上げていたのだった。ある日、音信不通だったマリリアの息子のセカがやってくる。その事から、屋敷に住む3人の関係に変化が訪れる。

ある意味サイコホラーなので、下手に書いてネタバレになったらいかんし・・・
とにかく現在と過去の行ったり来たりが物語を複雑にしているようで、しかしちっとも気を抜けない展開にし、そしてすべての伏線は最後までにすべて回収する。
まさかまさかこんなお話しだったとは、これっぽちも想像できなかった、お見事!
スペインの映画らしく細かいことは気にしないという大雑把はたくさんある。
とにかく「おっぱい」に関しては惜しげもなくみなさんのために放り出すってのもスペインらしく、SEXに関してもスペインの人ってほんまにあんなにおおらかなのかと錯覚してしまうのもスペイン的(笑)

狂気の映画、ほんとうに体力気力が必要な映画、気持ち悪いとかもろに怖いわけではないけど、なんか変な汗が出る映画、後味も悪いようないいような。
ヴェラ役のエレナ・アナヤが、究極の美の象徴でないとこが、また怖いのだ、ほんまにほんまに問題作です!
男の心理って・・・笑えます!
しかし、自分だけでなかったのか。