【=30 うち今年の試写会5】 予告編を観ている限り「宇宙戦争」的な香りを感じていたのだけど、うっかり観に行ってしまいましたとさ・・・。
エイリアン“スカヴ”の侵略を食い止めたものの、その戦いによって地球が半壊してから60年。生き残った者たちがほかの惑星へと移住してしまった中、ジャック・ハーパー(トム・クルーズ)だけが地球に残って上空から偵察していた。パトロールに向かっていた彼は、誰一人として生存しているわけがないエリアで何者かの襲撃を受けてしまう。混乱するジャックの前に現れたのは、ビーチ(モーガン・フリーマン)という謎の男。彼との遭遇を機に、ジャックは地球、人類、そして自身の運命を担う冒険に出ることに。
メカデザインやらVFXが素晴らしい、2077年的な設定が妙にリアルで、やや説明的すぎる導入部からテンポの良い物語の展開は退屈はしない。
ジャック・ハーパーとヴィクトリア・オルセンの艶っぽい絡み方もなんとも思わせぶりで、どんな展開になるのやろってな期待感もばっちり。
おもしろかったんやけどね。
しかしどこからやろ、先読みが容易に出来てしまい、どんどんトム様映画臭を巻き散らかし、凄いと思った設定がどんどん陳腐化していって、最後はただのドタバタで・・・。
そして最もたちが悪いのは、「で、あれとかこれとかそっちとかってなのは何だったの?」的な、観る者みんなの疑問を置き去りにしたままの放置プレーって・・・。
いや、確かにおもしろい映画やったんやけどね。
トム・クルーズは男からみてもやっぱかっこいいし大好きやし、まさに彼らしさの魅力が満載の映画。
そしてオルガ・キュリレンコ演じるジュリア・ルサコヴァとアンドレア・ライズボロー演じるヴィクトリア・オルセン、タイプが違う魅力的な美女でそれぞれのキャラに合わせた妖艶さがすごくよかったし。
トム様に合わせた微熟女ってのが思いっ切り萌えるし~いいもの見せて貰えました、俺ら世代には(笑)。
二人の女性が絡んだ複雑な恋愛映画としてみればほの悲しいいいお話だったし、SF映画としての出来映えもかなりのものだったし、いやいや、おもしろい映画だっただけに、もう一息、納得の出来るお話しにして欲しかったのだ。