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平安王朝の時代。才女との誉れ高い紫式部は、時の権力者、藤原道長の娘、彰子の女房として宮中に仕えていた。娘を中宮にし、権力を振るいたい道長は、帝の心が娘に向くよう、紫式部に物語を書くよう命じる。式部が綴る「源氏物語」の主人公・光源氏は輝く美貌と雅やかさで、宮中の女性を夢中にさせる。物語は見事、帝の心を掴み、晴れて彰子は帝の后となる。道長の野望は叶った。しかし、それでも式部は物語を書き続けるのだった。

「光源氏と恋人たちのめくるめく情事が官能的に描かれる!」みたいな、もっとエッチな場面山盛りの映画だと、実は勝手に想像していたけど、映像は至って健全だった・・・...ρ(。 。、 ) チェッ
だからあまりドキドキすることもなく、淡々とお話しが進んでいくのだった・・・ρ(-.-、) ソウカヨソウカヨ・・・
彰子(蓮佛美沙子)、桐壺更衣(真木よう子)、藤壺(真木よう子:二役)、葵の上(多部未華子)、夕顔(芦名星)、みんな艶やかで美しく可愛かった。
でもさあ、話しが話しなんやから、もうちょっと色っぽくてもよかったんじゃね?(≧血≦;) グォオオオッ!!
衣擦れの音が典雅で耳に心地よかったが、それは着物を脱ぐときの音ではなくて、そそと歩くときの音やし・・・ヾ( ̄o ̄;)チガウッテバ...

六条御息所を演じる田中麗奈、なっちゃんももう三十路、この映画の中では(源氏物語の中では)年増の貴婦人で嫉妬心から生き霊になってしまうという恐ろしい役柄、あのなっちゃんがこんな役をやるのだ~顔も怖かった・・・。
しかし何が怖かったって弘徽殿女御を演じる室井滋のエキセントリックな演技、顔もそうとう怖くて、この人だけがこの映画では異質で別の意味で恐怖。

もっと文学的な内容だと思っていたが、そうでもなかったのが意外、藤原道長と紫式部とが絡む現実の世界と、光源氏の物語の世界、その両方を行き来する陰陽師(安倍晴明)、映像はどこまでも雅で色彩豊かで、リズムはゆったりとまさに平安朝、おかげで見ている自分は2つの世界と自分自身の夢の中(^-ω-^)Zzz..を行ったり来たり。
「この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」
界最古の恋愛小説「源氏物語」の誕生秘話が今明かされるという映画のキャッチコピー、その答えは紫式部の立場から見ればいいのか、それとも藤原道長の立場から見ればいいのか・・・どっちにしても安倍晴明を妙に多用しすぎてしまってそこの追求が曖昧なものになってしまったのが残念。
最後の最後で、光源氏と紫式部がすれ違うシーンで、なんとか取り繕えていたとは思うけど、ね。
あ~あ、もっとお色気満載だったら良かったのになあ~俺的には←しつこい!・・・゛(6 ̄  ̄)ポリポリ
私は「源氏物語」を漫画化した「あさきゆめみし」の大ファンでしたが、それに比べてみても。
どうも安倍晴明登場シーンで鼻白んでしまいました・・
なはははっ。私も、実のところ、期待していました。美男子2人と綺麗どころの女優陣が繰り広げるめくるめく情事を(/-\*)(照)。
でも、よく考えると売り出し中の若手美男子とパパになったばかりの爽やかさん。
そっちから攻めたのね~、と、麗奈ちゃんと中谷さん。。。そして、「女の愛」に驚愕し、名作に隠された秘密の部分を楽しみました。
ご訪問&TBありがとうございます。
コメント欄無く失礼しておりますが、どうかよろしくお願いします。
いつもありがとうございます☆
傲慢で何でもできると思っていた金正日のような道長が叶わぬ恋に悶々とするのでしょうか?
そのへんの悶々描写は濡れ場がないと伝わらないなぁ(笑)
自分は読んでいませんが、そうなんですか、もう少しお色気ありますかo(^o^)o ワクワク
え?そこちゃう?
そしてオカルトシーン、長すぎました。
しかし、みぃみさんのブログの記事のおかげでいろいろ勉強になりました!
そういう映画だったのか!!
道長が悶々とするのではなくて、悶々とするのは紫式部です。
でも悶々の意味が少し違う気がしますが。
この映画の芸術性を高めるという純粋な意味で、濡れ場が欲しかったです!( ̄^ ̄)
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