HIRO伝説

乃木坂46&欅坂46のこれからを見届けます!

(AKB的人生論)川本紗矢 アイドルの世界は毎日が初日!

2014年12月13日 09時03分25秒 | Weblog

先日、故郷の北海道の友人から、もう雪が降ってるよ、と連絡がありました。毎年、やわらかい雪が積もります。そんな便りを耳にすると、AKB48に入ることが決まってから、もう1年が経つんだ、としみじみ感じます。東京の生活にもだいぶ慣れ、電車にも乗れるようになりました。

 生まれ育った北海道の町は電車が通っていませんでした。草原が広がっていて、人よりも牛の数の方が多い。馬、キタキツネ、ネコ……、動物がたくさんいました。道路がまっすぐのびていて、あちこちに森がいっぱい。春休みや夏休みには家族と自然の中でキャンプをしました。

 そんな環境でしたが、私は子供の頃から歌ったり踊ったりするのが大好きでした。母がピアノの先生をしていた影響かもしれません。小さな教室でヒップホップを習って、地元のお祭りで披露していました。

 AKB48を知ったのは小学6年生の頃。前田敦子さんが好きでした。アイドルだけではなく被災地支援活動もしているので「私も入りたい」と思うようになりました。

 中学2年生の時にオーディションを受けることになりました。父も母もどうせ合格しないだろう、と家族旅行をするような感覚で、東京に連れて行ってくれました。今まで都会と言えば修学旅行先だった札幌しか知らなかったので、東京の街の大きさに驚きました。

 2次試験に合格し、さらにもう一度、東京へ。だけど、3次審査は緊張している間に終わり、不合格。がっかりして地元に帰りました。母からも「東京は遠いから、もう受けられないよ」と言われ「夢が終わった」とショックでした。

 普通に学校生活をしていた昨年秋、AKB48のドラフト会議があると知りました。グループの各チームが自分のチームに欲しい候補生を指名するイベントでした。ただ候補生になるには東京でレッスンを受けなくてはなりません。

 家族は全員、応募に反対しました。それでもあきらめず、私は何度も母に「受けたい!」と言い続けました。最後は母が折れて、「2人だけの秘密だよ」と言ってくれたので、応募しました。1次審査に合格。父は反対しましたが、「私の夢はアイドルになることだから」と本気を伝えると、「やってみな」と認めてくれました。

 土曜日と日曜日に上京してレッスンを受けて、平日は地元に戻り、学校に通いました。課題の基本ステップとか振り付けとか必死で練習。課題ができないと、候補生から外されてしまいます。

 いちばん厳しかったのは、最後の合宿レッスンでした。今までで一番の練習量。しかも経験のないメニューばかりでした。

 最初、「恋するフォーチュンクッキー」の動画撮影や振りを覚えるのは楽しかったですが、そこからが本格的なレッスン。シングル曲「RIVER」の振りをみんなで覚えました。難しい曲でしたが、行く手を阻む「川を渡れ!」という歌詞がドラフト生の今にぴったりだな、と思いながらがんばりました。

 私はダンスが得意と思っていましたが、レッスンでは、全然踊れなくて、もっと上手な女の子もいました。練習は1日ぶっ通し。私は体力のなさと不安でご飯がのどを通りませんでした。

 ドラフト生の仲は良かったです。たくさんの地域から集まってきていて、レッスンが終わった夜もみんなで歌詞を読み、寝る前には自分たちの住む街について話しました。「北海道は田舎だよ」と話したのを覚えています。

 本番前にドラフト生で劇場公演に出演できる機会がありました。一つの本番だ、と思うと緊張しました。歌と振りを合わせるのは難しかったけど、みんなでがんばりました。みんなに負けないようにと思いながらも、みんなでチームとしての活動も大切にする両方の意識をもちました。

 「今日は一緒の舞台に立ったけど、中には普通の生活に戻る人もいるから」とは伝えられましたが、「また劇場に立てるようにがんばろう」と候補生たちと話しました。本番当日は先輩たちが「ハートエレキ」のリハーサルをしていて、そのときが来たと感じました。不安な表情でステージに上がり、選んでもらえなかったらきっと後悔する。だから、全力で自信をもってがんばろう、と本番に臨みました。

 1巡目で指名されませんでした。目の前で親も見ていました。選ばれなかったら……。そんな不安が頭をよぎりました。

 2巡目で名前が呼ばれました。しかも五つのチームに。「うれしい」と「びっくり」両方の気持ちで頭が真っ白。何が起きているかわからない状態でポカンとしていました。くじ引きでチームBに選ばれました。

 だけど、指名されなかった候補生の仲間がたくさんいました。その日、会えないまま解散になりましたが、選ばれなかった候補生たちの分もがんばろうと心に誓いました。

 合格後、チームBの柏木由紀さんと島崎遥香さんが指名のあいさつに実家まで来て下さいました。島崎さんは「空気がきれいな場所だね」とほほ笑みました。「劇場で公演がしたいんです」と伝えると、柏木さんが「楽しいよ」と言って下さいました。柏木さんは今もMCが苦手な私のために「日常生活でおもしろいことがあれば、メモしておくといいよ」とアドバイスしてくださって、私は携帯に日々あったことをメモしています。まだ、おもしろいと言える出来事はないのですが、先輩と大好きな牛タンを食べて、楽しかったとか書き残しています。

 チームBの曲「初日」の歌詞が好きです。憧れのステージに上がるために厳しいレッスンを乗り越える日々がつづられています。先日、ミュージカル「AKB49」に出演したとき、主演の宮澤佐江さんが「初日」の大切さを語ってくださいました。「毎日、違うお客さんが見に来てくれています。だから毎日、初日の気持ちを忘れないで」と。

 ステージにしてもテレビにしても、アイドルの世界は、毎日が初日だと思います。初日に臨む気持ちを忘れないようにしています。

     ◇

次回はHKT48の穴井千尋(ちひろ)さんです。


NMB48 『NMBとまなぶくん』 ep85 141211!

2014年12月13日 08時30分36秒 | Weblog

<!-- NMBとまなぶくん ep85 2014年12月11日 -->

 

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