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心理学からみた「影響力」の教科書として

2010-05-12 21:56:56 | 読書ノート
今井芳明『影響力:その効果と威力』光文社新書, 光文社, 2010.

  影響力について分類し、心理学の知見から解説した著作。賞罰や権威などを利用するような、資源にもとづいて相手の行動を操作しようとする場合だけでなく、何も資源を持たない者からの影響も扱っている。後者は、噂話などに影響されるケースである。記述は硬めだが、最初の分類がうまくいっているので、よく整理されている印象。さらに、索引と引用文献リストも整備されており、新書ながら丁寧に編集されている。
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