イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

多様な湧き起る感情を味う!(生きる意味を感情から考える 1/10)

2010-11-20 | 第四章「愛とゆるし」
 先日テレビを観ていたら、日本の紅葉・黄葉の多様性について語っていた。欧米などと比べ、日本の植物は多様性に富んでいるため、秋の紅葉・黄葉が色彩的に実に多様性に富んでいるとのことであった。

 同じ黄色だけでなく、同じ褐色だけでなく、同じ赤だけでない紅葉。同じ一色で塗られたような秋のが、シンプルで良い気もするが、やはり自然の深さを感じるのは多様性に富んだ色彩かもしれない。

 感情の世界も、ユングが感情の曼陀羅と表現したように、神秘的で多様性に富んだ世界だと思う。

 ただ、どういう訳か、自分の感情がどうなっているのか、まじめに考える人は少ないようだ。私も、10年前に心理療法やカウンセリングに強く興味を持つようになって始めて意識しだした。

 自分の感情を、何でもいいから、感じたように自分の言葉で書き出してみてください・・・
 意外と書けないものである。私も人のことは言えないことを充分知っている。

 最近毎日のように見かけるウツという言葉も、人はどう経験・体感したのだろうか?今の時勢、言葉が先行し体感ある経験が粗末にされているようにも感じてしまう。それで良いのだろうか。

 話が、拡散してしまった。もとにもどそう。もう少し、絞って、昨日の湧き起ってきた感情を書きだしてみてください・・・。

 それも難しいかもしれない。私もやってみよう。ゆっくり、のんびり思い出す。と、自分のいままで気付かなかった部分が見えてきたりする。

 紅葉狩りではないが、自分の感情を意識してみる。それだけで、何かが変わってくる。勿論、こころの世界の問題は、その時の状況がまちまちなので、無理をしないというのが大原則である。尚、感情を思い出すのは、それが人生の道しるべといって良いかもしれない、そんな風に思うからである。

生きる意味を感情から考える 1/10

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幸せも多様性!(人生の危機を乗り越える 10/10)

2010-11-19 | 第三章「無意識の世界」
7年前に会社を辞めてからは、福祉や介護の世界に触れたりし、今までのサラリーマン時代では経験できないことを経験させていただいた。多くの死や傷病に出会ったりした。

 会社を辞めて、すぐに福祉の勉強を公的機関などで勉強させていただいたが、その中である思い出がある。看護師のA先生は、親切にいろいろ医療のことを教えていただいたのだが、何故教育に携わっているかについて語られたのが印象に残っている。医療の最前線で働いた時に、沢山の死に出会い、いたたまれなくなって、教師の仕事に移ったとのことであった。せっかく親しくなっても亡くなっていく・・・

 そのころは、そんなことがあるのだな。という感想であったが、実際に仕事として経験すると、その意味がじわじわ判ってくる。担当している方の状況が変化する。時には亡くなることもある。仕事での付き合いとはいえ、何かとても割り切れないものを感じてしまう。

 自分のどこかに、幸福観という理想が歴然とあり、それに自分が深く支配されているのだ。

 衝撃的な不幸を経験すると、親しくなることが深層心理的に怖いと感じるようになる。そんな心理学のテキストにある傾向が気になってくる。

 今日は、知人のお見舞いのあとに、立川の昭和記念公園に寄ってみた。紅葉が見ごろとのことで訪れたが、本当に素晴らしかった。多様な紅葉・黄葉。夕方の色彩の変化。しかも東には御月様も。酷暑の後で、虐げられた秋が瞬間に開花したようであった。

 生物多様性が話題になっているが、人間の幸福も同じように多様なのだろう。悲しいことがあっても、こころを開いて見渡せば、楽しいこと嬉しいことはあるのだ。

 世界はそんな風に創造されている。

人生の危機を乗り越える 10/10

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本当の自分を流れるように表現する!(人生の危機を乗り越える 9/10)

2010-11-18 | 第三章「無意識の世界」
 今年は9月まで、真夏であったためか、秋の実感があまりない。四季の変化に身体やこころがついていけないのだろうか。ただ、美しい黄葉・紅葉がて身近なところに溢れている。昨日は雨だったが、今日は良い天気。秋を楽しみたい。

 さて、≪人生の危機を乗り越える≫も9回目となった。人それぞれのやり方で、乗り越えていけるのだろうが、私の経験を生き甲斐の心理学の理論を背景に、書かさせていただき参考にしていただければ幸いである。

 困難に直面する時に、こころを健全にして状況を打開するには、やはり他者との関係は大きい。困難に直面すると、兎角内にこもりがちになり、自己表現が変になりがちである。また、自分の本音が何なのかも、判りにくくなったりする。

 これは仕方がないのだろう。その中で、無理がないようにしつつも、昨日より今日、今日より明日と、上手く表現できると良い。理想は、自分を流れるように表現する。しかも、本音を外さないで。

 自分の本音には、自分の体感や感情も含まれる。本音を上手く表現する。

 表現する中で変わって行く自分を発見できる。あるいは、本音で支援してくれる方に出会えるかもしれない。

人生の危機を乗り越える 9/10

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ひとりになってみよう!(人生の危機を乗り越える 8/10)

2010-11-17 | 第三章「無意識の世界」
 問題を先送りし、何となく楽な方に、気休めばかりしていて、ついに火を噴く。

 心理学を勉強すると、こころの防衛機制を必ず勉強する。自分のこころを安定化させる仕組みではあるが、時に問題にリアルに向き合うことを忘れさせるのだ。

 私も振り返ってみれば、この手のカタストロフィーに巻き込まれたこともある。

 本当に問題に対処しなければならない。覚悟を決める時とはそんな時かもしれない。

 あまりの現実の中で、愕然とする。しかし、良く考えてみれば、人間はどんな人間でも、傍目で見るほど美しくもなく完璧でもない。間違いを犯す存在である。人は、身体と成育史からなる心の影響を大いに、嵐のように受けるのだ。ただ、愛そのものの魂も人には存在すると考えてみるのはどうだろう。

 どうしようもない自分を神仏に委ねる。ひとりになる。

 話は変わるが、最近放映された東大寺音舞台でのサラ・ブライトマンの録画を良く観て聴いている。そして、以前に見たことがあったが、ミッションという映画の中で出てくる、ネラ・ファンタジアに惚れ込んでしまった。

 Wikipediaで英語訳があるのを転載すると次のようである。

 In my imagination I see a just world,
 Everyone lives in peace and in honesty there.
 I dream of souls that are always free,
 Like the clouds that fly,
 Full of humanity in the depths of the soul.

 In my imagination I see a bright world,
 Even the night is less dark there.
 I dream of souls that are always free,
 Like clouds that fly.

 In my imagination there exists a warm wind,
 That breathes on the cities, like a friend.
 I dream of souls that are always free,
 Like clouds that fly,
 Full of humanity in the depths of the soul.

 ミッションは、アマゾンを舞台にした宣教師の物語である。既に亡くなられてしまった宣教師I神父さんのことを思い出してしまった。魂は流れる雲のように自由。ほんとうだなぁ。

人生の危機を乗り越える 8/10

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信じる訓練、ときどきしようね!(人生の危機を乗り越える 7/10)

2010-11-16 | 第三章「無意識の世界」
 鳥のように空を飛びたいという願望は、幼いころからあるようだ。小学生くらいのときには、テレビでスーパーマンが放映され、うきうきしながら見た。当時は、子供たちはみな風呂敷を首に付けてスーパーマンを演じたものだ。

 鳥のように飛びたい・・・という願望が高じてくると、高い所から飛び降りて、跳べるかどうか確かめたくなる。理想と現実がちょっと混同してくるのだろうか。四ツ谷の陸橋の上から下をみて、妄想している自分に、我に返りはっとしたことを思い出す。

 人間は構造上簡単に飛べないが、鳥は飛べる(飛べない鳥もいるが)。しかし、鳥も始めは飛べない。ある時、巣立ちの時に飛ぶ。その時の勇気というか・・・は何だろう。四ツ谷の陸橋を思い出す。やはり、何かを信じる力ではないだろうか?

 空は飛べないが、何かを信じて行動する。それにより、何かが見えるようになり、何かをこなしていく。他人を信じることは、神仏を信じるようにはいかないが、時に場合に応じて信じてみる。そこで、見えるもの、変わるものがあることを発見する。

 危機(チャンスかもしれないが)の時に、大切なのは、この信じる力だと思う。そして、信じる力は、鍛えられる。

人生の危機を乗り越える 7/10

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