イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

右肩さがりの時代を楽しむ!(縄文スイッチ ① 9/10)

2014-12-18 | 第一章「意識と知覚」

今朝の「マッサン」のエリーさん、辛い状況下で新しい生き甲斐を見つけたようだ。

長い人生を辿って行くと、結構いろいろなことに遭遇する。体力も20歳くらいをピークとして衰え、右肩下がりになる。できていたことができなくなったりもする。といって、そんな状況であっても生き甲斐を見出し、イキイキと生きる人がいる。世の中で一般的にいわれている幸福の条件のようなものが、一皮めくれば別の様相を呈す。そんなこともあるようだ。

 今回の衆院選挙というか日本の政治も、何か右肩上がり幻想につかれているのかなと思う時があり、最近は違和感を時に感じることがある。ある経済学者が産業革命・技術革新があるときは必ずデフレになると言ったのを聴いたことがある、そしてその理路に素人ながら納得したのだが。日本が滅びることもなく堅調に生きながらえるのはどうしたらよいか?右肩下がりの現実の中でも最適な方法があるのではとも思う。

 縄文時代の中期(4000~5000年前)。私の住いの八王子も属していた富士眉月弧文化圏は最盛期をむかえ、そして寒冷化の気候変動で縄文後期に向けて右肩下がりの人口減の時代を迎える。500年とかそんなレンジで右肩下がりになる。そんな中、先日挙げた中里貝塚なども影響を受けて消滅したり。

 ただ、立派なのはそんな状況でも戦争をせず、厳しい環境を、時には楽しく生き抜き、私たち子孫に命をつないでくれた祖先だ。そして、その精神文化・宗教が鍵なのだが、それは、今の時代にも大いに参考になるものだと思う。

 勿論、そんな昔の文献等は残っていないので、今までは日本神話から類推する人はいたかもしれないが、不明のままであった。ところが、その精神文化は諏訪地方の神社等の言い伝えや長野、山梨、東京、神奈川、静岡に広がる縄文遺跡、近年の新石器文化研究の世界的発展、宗教学から、いろいろ研究され判ってきている。多分、日本の他の地域以上にの富士眉月弧文化圏の精神文化は深く解明されるのではと思う。そして、思うのだが、その思想(新石器時代の宗教、旧石器時代の宗教)は今の伝統宗教にもコアな部分は受けつがれているように思う。

 その一つは魂とか霊魂とかである。

 日本人の多くは宗教はともかく、死後にも存在する魂の存在を信じているようだ。これは、なんと新石器的、旧石器的・・・もちろん私もカトリックなので魂を信じている。そして、幸福は幸福の条件も大事だと思うが、別の次元もあることも納得している。次の啄木の歌は、その不思議な何かを暗示しているようにも思う。啄木も縄文的だ。

 友がみな我よりえらく見ゆる日よ花を買い来て妻としたしむ

縄文スイッチ 9/10

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