イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

感情の動きを観ると幸せになる!(純粋と一致②)

2010-08-08 | 第十章「今ここでの恩寵」
 夏目漱石の「草枕」の冒頭は有名だ。≪山路を登りながら、こう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。≫

 生き甲斐の心理学を学ぶ前は、この文章を見て、そんなものかなと思うだけであったが、今はだいぶ違う。感情(暗い)を大切にし、一歩退き冷静に自分の感情の意味を思索し、感情と思考を一致させ、行動することで幸せになって行く。智情意を一致させることが大切なのだと心の底から思う。

 感情(暗い)は、自分の意識の領域からも発生するし、時には漠とした無意識の領域からも発生する。もちろん、自分の理想と現実のギャップが原因である。そして、感情は自分にとって大切なシグナルなのである(感情のままに行動するといった情動的な面のほかに、センサーのような面が感情にはある)。

 今年の猛暑は厳しい。身体からの暗い感情。それに触発されるのだろうか、生育史からくる暗い感情(ウンザリ)もある。そんな感情の中で、対人関係で失敗することもあるだろう(私もあった)。

 そんな中、自分は意地を張っている(構成概念が硬い)と気がついたり、暗い感情(寂しさなど)に気がつき、対人関係をもっと柔軟に改善することが必要だと気がついたりする。怒りも重要である。何故怒るのか。自分の理想と現実は何だろうかと冷静に考えると、非常に筋が通っていたりする。怒る自分への不安も和らぎ、主張する意義を見出したりする。そういった自問自答の末に、冷静に行動していくと、心地よい展開になったりする(一回経験すると納得するものだ)。

純粋と一致②(暮らしの中のカウンセラーの基本の基本 22/30)

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