イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

寒い国の暖かい愛!(心と心をつなぐ 5/10)

2012-02-03 | 第八章「魂と聖霊」

 厳しい状態に置かれたときに、どのようにケアをしていくか?その知識については、ロジャースの6条件(受容、共感、純粋と一致などが有名)や傾聴訓練法、フォーカシングなど「生き甲斐の心理学」をお読みいただいたり、勉強会に参加することで身につけることができる。

 しかし、よく考えてみると、そうした訓練も大切なものの、もっと基本があるのではと思う。心の問題は専門家だけがケアすれば良いというわけではない。

 昨日の6歳の時の私の友達の交通事故死の体験を振り返っても、専門家や心の知識を持っている人が周りにいたら、もっとよかったのにと強く思うものの、別の見方をすれば、私の場合は特に専門家が居なくても何とかなったのである(相応の健康的な生活が送れる)。

 では、何故、何とかなったのだろうか? 思い当たるのは7歳の時に父親の仕事でアラスカに家族で一年行ったことが大きかった。日本と違う文化の中で暮らすことは、プラスの面とマイナスの面があると思うが、私にはプラスの面が大きかった。

 アラスカは、米国の中でも人情の厚い地域だと聴いたことがある。理由は厳しい環境の中で生き抜くために、お互いを大切にするということが、身についているともいわれる。私も、一年の間に冬の海に落ちたことや、雪道の側溝に落ちそうになったこともあった。しかし、一緒に登校していた友達に助けてもらっりして今ここに居る。

 言葉が全く通じない中で、小学校のクラスに編入されたときのことも印象的だった。私の気持ちを十分つかみながら、うまくクラスに溶け込ませてくれた女の先生。両親以上の先生の愛に触れたようだった。

 また、私の家族も異文化の未知な環境下で、日本では経験できない団結というか、一致があり、それが、小学生のころとはいえ心地よかった。もちろん、学校ではイジメや喧嘩もあったが、それ以上に楽しく暮らした。

 こころのケアの知識は今の世の中必要だとは思うが、それ以上に、他人の身になって他人の気持ちを思いやる姿勢(お説教のスタンスではなく)、そして愛(好き嫌いを離れた理性的な愛)をもう一度自問自答してみることが、大切だと思う。

 さて、私はアラスカで暖かい心を感じたのだが、先日は東北に、そして明日から一週間、寒波の中欧に旅行します(妻との還暦記念旅行です)。大学生のころに興味をもった、カフカの故郷。フロイトやブルンスウィックの故郷に訪れたいという願望の実現なのです・・・ブログも約一週間お休みします。写真を沢山とってきますね!

 ヘッドは、50年前以上の小学校のクラスの写真(私も写っています)。

 心と心をつなぐ 5/10

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ 人気ブログランキングへ <・・クリック応援いつも感謝しています! 

 



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。