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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

いまさら忠誠心なんて・・・(忠誠心を考える 5/10)

2018-08-15 | 第三章「無意識の世界」

 私も含め現代日本人はいろいろ拘束されることを避ける傾向がある。亡父の故郷に墓参りにいってきたのだが、友人と話すとお寺から檀家が離れ寄付が集まらないとかよく聴く。さらに昔は愛社精神みたいなものがあり、仕事が終わると先輩と一緒にお酒を飲みに行ったりすることが多かったが、最近はアフターファイブに若い人が先輩について飲みに行くことは激減したようだ。

 この傾向はいたるところにあるようで、地域や宗教を初め忠誠心をベースにした組織や文化は、今後どうなるか心配だ。一方、そうした傾向を持つ私たち自身の心の健康も気になる。

 忠誠心はエリクソンの指摘にもあるが、アイデンティティとともに私たちの自己混乱感を払拭する大きな働きがある。恐らく、忠誠心は人類の歴史とともに育ってきたところがあるように思う。宗教へ、部族へ、家族への忠誠心は歴史が深い。自分の経験でも、高校から大学生になった頃の学生紛争の混乱した時代は、自分のアイデンティティが定まらず、なんとも嫌な時代だった(そういった経験をした大切な時代とも言えるが)。それが人生の方向性を得て忠誠心を持つようになり、どれだけすっきりしたか。

 ところで、忠誠心を考えると、どうしても浮かんでくる方と言葉がある。新約聖書にあるが、天使ガブリエルがマリアのところに出現し、マリアに神の子を身ごもったことを告げる。受胎告知だ。その時の若きマリアの言葉は・・「・・・私は主のはしためです。お言葉どうり、この身になりますように。」(ルカ福音書 1-38 日本聖書協会)。大混乱の中での謙虚でかつ決意の言葉ともいえる。この言葉はキリスト教文化の中ではとても有名で、ビートルズの「Let it be.」もこの常識の上に成り立っている。何に忠誠心を向けるかはとても大切だと思う。泥船のようなものに向けてもつまらない。

 今私は「罪と罰」を読んでいるが、混乱の中で信じるものを見つけ、忠誠心を向けるかはいつの世も大事なテーマだ。

 忠誠心を考える 5/10

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