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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

愛が怖い!(プロセススケールを考える 12/12)

2013-06-22 | 第四章「愛とゆるし」

 自分の中には意識されている世界もあるが、無意識の世界もある。そして、通常無意識の世界は自覚されないが、不思議に現実の世界に、その片鱗をのぞかせることがある。

 そのひとつは、幸せな時をAさんと過ごしたあとに、突然思いがけない不幸を経験する。そんなことがあると、全く関係のないBさんと親しくなっていき、Aさんのときと同じように幸せを感じ始めると、Aさんの事件がどこかで重なり、不幸が襲ってくるのではないか・・・そんな傷つくことを怖がる不安が無意識の世界から生じる。

 そのために、本来Bさんとは関係のないAさんの事件が原因となって、Bさんを無意識に避けてしまう。愛が怖い・・・というような現象なのだ。

 人間の頭脳は気の遠くなるような時間で獲得したものであるが、どうも、いろいろ混同する傾向がある。これもその一つだろう。

 こうしたことは私も経験したが、知識としてこうした現象を知っているだけで、自分の中の変な傾向に気がつけば問題は解決したも同然だ。生き甲斐の心理学のテキストでは、この流れに気がつくだけで充分だとのこと。たしかにそうだと実感できる。

 もう一つ蛇足かもしれないが、他の問題解決としては、自分は何のために生きているか・・・そんな自問自答(永遠の問題ではあるが)も役にたつように思う。基本的な舵取りが確かであれば、知らず知らず変な傾向を乗り越えてしまうのではないだろうか。

 プロセススケールを考える 12/12

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