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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

「生き甲斐の心理学」って何だろう?(自己実現 1/10)

2017-01-12 | 第九章「愛」

 前回の勉強会の時に「心理学とは何か?」と質問された。立場立場、たくさんの人からまじめな回答があると思うが、「生き甲斐の心理学」を学ぶ私はどうなんだろう?

 さて、縄文小説を2年がかりで書いて、自分の中で変わったものがある。それは、作られたものを鑑賞することが殆どだった私が、作る経験をしたことだ。鑑賞することも実に大事だと思うが(作るのと同じような精神活動さえある)、作ることは、何か「はじめの一歩」のようなことがあるように思う。そこが違う。それが薄々ながら分かったようだ。そして、「はじめの一歩」に対する感性がより研ぎ澄まされ、本を読んだりするときに「はじめの一歩」に気づくことが多くなった。

 U先生の「生き甲斐の心理学」は、一言でいえば「さまざまな苦難・問題に遭遇したとき、自分の中に回答を見出すための知恵」なのだと思う(違っていたらごめんなさい)。見方を変えると、自己実現のための知恵ともいえる。そして、その「はじめの一歩」の背景には、現象学などの哲学や百年以上の伝統の中で生まれてきた臨床心理学などもあるが、やはりローマン・カトリックの思想だと思う。

 生まれてから、私は多くの問題の正解が外部から与えられるかのように思っていたふしがある。難しい問題に遭遇すると、私より優れた誰かが回答をした方がよいような。両親や先生や・・・さまざまな人に依存していたような。しかし、どうだろうか?この問題は実は人間観の問題でもあるのだろう。

 今の日本は私が産まれた戦後間もないころから、何十年もかけて欧米化されてきたところがあり、自己決定とか多様性がよく言われるようになった。昔と違って、回答は自分で見つけなければならないという感覚が普通になってきている。

 それが良いか悪いかは大切な議論だと思うが、私も含めて今置かれている環境の中で、より良く生きることも大事だ。回答は当事者の自分の中にある。他者は所詮他者にすぎない。そして、その回答を得る知恵ももったほうがよい。

自己実現 1/10

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森 裕行
縄文の森

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