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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

はつ恋は人生を前向きにするか後ろ向きにするか?(自分との和解 6/10)

2011-01-15 | 第五章「和解と平和」

 生き甲斐の心理学で、理想とか~すべき、といった規範(成育史のなかで形成されたり、刷り込まれたりする)が人生にとって大きな働きをすることを学ぶ。

 はつ恋も、それがその後の人生に理想とか~すべきといった領域で大きな影響を与えることは間違いない。1-2年前に石川啄木の研究をした時にも、そのことは感じた。理想が時には人生を破壊的にする。そういうこともあるのだ。はつ恋は決してもろ手で憧れるものではなく、人を悩ませるたり、時には破壊的になることもある。

 自分にとっても、意識、無意識の領域で、そういうことがあるように思う。7歳の時アラスカで一年に満たない時期であったが暮らしたことがあった。その時に隣に住んでいたバーバラさんは、1-2歳私より年長であったが、よく一緒に遊んだ。そして、登校時に雪解け水が激しく流れる側溝に落ちるところを助けてもらったりもした。それがはつ恋なのかよく判らないが、日本に帰国する前に、お別れに小さな本をプレゼントしたことを思い出す。

 バーバラさんとは、その後一度も会っていない。もう50年以上経ち、何処でどう暮らしているのかも全く判らない。

 自分の中に幼いころの思い出から、バーバラさんだけで形成されたのではないと思うが、アラスカに対する想いが形成されている。当時帰国するため、水上飛行機で飛び立ち、住んだ街を空から見ながら、もう一度アラスカに行きたいと思ったことを鮮明に覚えている。今思うと、無意識に再会を望んでいたのだろう。

 そんな影響もあったのか。就職先は米国系外資系企業であった。こころの防衛機制では、何かお守りのようなところ(摂取)があったかもしれない。自分の中の不思議な傾向と渇望といえるのだろう。

 ベランダに咲く、忘れな草は、以前マイミクの人に教えていただいたが、アラスカ州の州花だそうだ。川に流される恋人が忘れないで、という想いを込めた花だそうだ。

 以前は何となく悲しいだけという解釈をしていたが、厳寒の中でも可憐に咲き、強い意思を示している忘れな草は、前向きな意味もあるのだと最近思う。はつ恋の解釈も、いろいろできるのだろう。

 自分と和解 6/10

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