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「生き甲斐の心理学」の知恵を活かし、イキイキと毎日を生きましょう。私は縄文小説も楽しんでます!

ほどよい自分の範囲(ディスタンス?)とは・・・(自己実現、今も昔も 9/10)

2020-12-01 | 第三章「無意識の世界」

11月の後半。所属するNPOの15周年記念展と信州・甲斐の旅(土偶と黒曜石の旅)があり充実した日々であった。さらにオンライン勉強会を控えていたので、あるテーマについてあれやこれや考えを深めることもできたようだ。それは、自分の範囲というようなことで、おぎゃーと生まれてこの世に誕生したのではあるが、独立した存在のようで従属しているようでもあり、道具その他と自分との関係も隔たったいるようだが、いつのまにか自分の一部となってたりもする。そんな、あやふやな存在としての自分とその範囲。

写真は中部土偶札所巡り27番の中道の香炉型土器である。以前、長野県長和町のポスターで見て一度見に行きたいと思っていたのが11日25日に実現したのである。この土器を信仰の対象としたのか、灯火のために使ったのか香炉などで使ったのかはよく分からない。しかし、私たちと同じ人間(脳科学的には同時代)があるモノを作り使ったりするのは、多分、現代の心理学者のエリクソンやロジャースの人格形成理論に則っていると考えても良いのではないかと思う。

幼い頃に自転車の乗り方を親や友達から教わり、乗れるようにやっとなる。やがて、乗り回していると自転車が自分の一部のようになっていく。これはロジャースの命題8を下手くそに平たく説明したものだが、道具とか生活の施設などもそういうものであるし、さらに親とか子、所属する組織の人なども自分の一部のようになっていくところもある。また、逆転し自分が家族や組織の一部になっていたりもする。

そういった曖昧模糊としている自分の範囲は、普段では気づきにくいところではあるが、道具が壊れたり、親しい人が病気になったり死を迎えたりすると大きな痛みとなって気づくものである。コロナ禍も私にとっては、そうした気づきを与えてくれた大切な出来事であったようだ。私の範囲はどこまでだろう。私のいのちとは何だろう。

ところで、最近は7-8世紀の記紀・万葉集が成立したころの文字の功罪ということが気になっている。万葉集の歌も本来は口承の歌謡等の縄文から続いてきた文化の流れをくんでいる。しかし、文字は万能ではなく一部の情報しか残せていない。民謡の抑揚や微妙な音の変化が完全に五線譜に残せないように、当時の人々が歌謡を通し知覚し愛した感覚は、どの程度文字に残されたのだろうか。そうは言っても、今、万葉集巻一巻二を読んでいるのだが、私たちの文化が失っていった、豊富な五感と体感に彩られた言霊文化の存在を感じてしまう。

当時は殯(もがり)の文化もあり、時には数年かけての葬式もあった。挽歌も万葉集では大事にされ沢山載っているが、自分の一部というかその逆もあるかもしれないが、その喪失の感情がビンビン伝わってくる。今も昔も同じだと。恐らく、もっと昔の中道の香炉型土器の時代でも同じような喪失感と葬儀が営まれていたのだろう。また、縄文時代のモノを送る貝塚文化もそうした視点で考えるととても分かる。自分の範囲に関する、今では失われつつある感覚が当時はイキイキとしていたのだろう。

自分の範囲という意味には、人が人を支配することも含まれるだろう。律令国家成立のころの時代は自分の親兄弟をも犠牲にするような世界が繰り広がれていたようだ。先にご紹介した壬申の乱のころの痛みはこの系図を見るとよく分かる。

さまざまな組織では自己愛?が問題になっているようだ。政治の世界にこうした問題が起こらないことを祈るばかりだ。

何となく暗くなる世相であるが、世の中には希望があるように思う。先日のNPOキュールの15周年記念展もそうであった。コロナ禍の困難な状況で15周年記念展が出来たのは何だったのだろう。喧嘩別れをするNPOが多い中、15年もU先生を中心に派手ではないが続けてこられたのは何だったのだろう。心地よい自分の範囲(ディスタンス?)をキープしつつ。ほどよい甘えとプラスα。感謝・感謝である。

以下、旅の思い出と記念展の写真を・・・

       

     

     

 

 

 

(自己実現、今も昔も 9/10)

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