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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

森の民と砂漠の民・・・(ドアを開けると 5/10)

2018-02-14 | 第三章「無意識の世界」

 昨年の夏に島根県の「三瓶小豆原埋没林」を見学したとき、自分の中の縄文時代のイメージが大きく変わった。火山の爆発の影響で縄文時代の巨木の森がそのときのまま保存されていたのだった。その影響もあり、縄文小説に手直しを加え昨年の秋に新しい版を起こした。日本の森は本来巨木も多く、今の普段見るような木々のイメージはどうも私たちの深層にあると思われる森と違うかもしれない。

 今の世の中、日本人も若い人を中心に、意識的には権利意識が高く闘争的になってきているように思う。しかし、実際他の文化の人と仕事をしたり暮らしたりした経験を踏まえると、よく「森の民と砂漠の民」といった分類をすることがあるが、自分がどうも少なくても砂漠の民でないことを知る。和をもって貴しとなす・・そんな縄文からの伝統を引き継いだ森の民(海の民という部分も古来からあるようで、これも一考に値すると思うが)の文化が心の奥底にあるのではないだろうか。

 最近、小学生や中学生のころに観た映画のことを考える。一つは日本でも有名なサウンドオブミュージック。映画の冒頭のアルプスの山からオーストリアの山々を飛行し主人公を映し出す場面は何か懐かしい心の底に触れるようだ。もう一つは、アラビアのロレンス。井戸泥棒をあっさり殺害する砂漠の民のイメージはとても衝撃的で異質。

 そもそも今の日本の原型ができてきた7-8世紀のころ。今の大仏殿より一廻り大きな大仏殿や塔。出雲大社も非常に高い神殿だったという証拠も出ている。もちろん木造。帰化人の影響が大きい大和政権が日本の原型を構築する中で、昔ながらの森の文化との統合も意図したと考えるのは自然ではないだろうか。持統天皇が役行者と交流していたり、ひょっとして行基とも面識があったなどと妄想すると楽しくなる。

ドアを開けると 5/10

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