イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

別れの痛み!

2007-07-12 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

生き甲斐の心理学を勉強して、心の流れを意識するようになった。

不健全なこころの流れは、どうして作られるのだろうかと、最近の出来事を振り返りながら考えてみた。

人の死、人との思わぬ別れ、ものを無くすこと。私の場合、こうしたことで不健全なこころの流れを形成しやすい。

こうした時の不安の原型はどのようなものだろうか?基本的に2-4歳ころの母との葛藤。分離不安につながるようだ。

乳離れの悪かったためか、母が困っていろいろ対策をしたこと。幼稚園に登園したときに、母が私を残して先に一人帰宅したこと。園庭の針葉樹を背景に、母が帰宅する姿ははっきり覚えている。

どういう思考回路か、吉原幸子氏の詩の一節「ああこんな夜立っているのね、木」を思い出したりもする。

昼寝して目が覚めたとき、母が不在で泣いたこと・・・幼いころにこうした体験をすれば、ものすごく不安だっただろうと、幼い私に同情したくなる。

こころが不安定になると、防衛機制が動き出す。感情転移、置き換えや知性化など・・・そして豊かな感情は消えし、冷徹な計算や思考への傾斜などへ・・・こころは不健全な方向に走り出す。

こんな時、「あー、さびしい!」と勇気をだして身近な人に言うと。意外な言葉かけをもらえる。そんなことで、こころは健全な方向へ向かったりする。

健全性のきっかけは、いろいろあるが、友人や同志の暖かい言葉、家族からの暖かい言葉が一番だと思う。そして、自分で一息いれる。

フォローは、自然の中で癒されたり、静かに祈ったり、美しい音楽や芸術、良い本などで真善美に触れたり・・・

こころの流れの健全化作戦。難しいけど、確実に人生を豊かにすると思う。

日暮れとも雨けむるとも白桔梗 (藤田湘子 現代俳句歳時記 角川春樹編)

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