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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

自分の個性を発掘する!(縄文スイッチ ② 4/10)

2014-12-23 | 第一章「意識と知覚」

 個性ということばはピンとこなかった。それがU先生の「生き甲斐の心理学」を学ぶ前のいつわざる感想である。まあ、表面的に同じような反応を示す日本人よりは、外国人のがいろいろ個性的なのかなという感想などはあったものの。

 では、「自分の個性を感じるには、どんな方法があるか?」と訊かれたらなんと答えるか、今日は朝からそんなことを考えていた。恐らく、個性確認につながるのは感情だと思う。しかし、その感情も多岐にわたるので、何となく漠然としてしまう。しかし、感情の基礎・原初感情として、好きか嫌いか、怖いか怖くないかは判別しやすく、自分にとってはとても役にたった。

 湧いてくる感情の中に「好き」という感情が含まれているか、その反対に「嫌い」という感情が含まれているか・・・まずはそんなところから感じてみることが大事かもしれない。そして、合わせて「怖いか」「怖くないか」も調べてみる。

 今朝会ったAさんに会った感情は?好きか嫌いか、怖いか怖くないか・・・こんなのでも良い。博物館や美術館で観賞する時も、解説を全く見ないで、原初感情で確認してみる。一番好きなもの、一番怖いもの・・・こんな訓練を楽しんでいると、自分の個性がだんだん観えてくる。

 勿論、人に「貴方は嫌いで怖い」などと言う必要はない。また、いくら倫理的にみてヘンでも、それをいったんは認めるのも大事だ(しかし、何か嫌だと思えば、訓練を中止することも大事、まずは無理をしない)。

 そして、自分の感情を大切にしていると、卵が先か鶏が先かよく判らないが、自己表現も上手になってくるようだ。自分の個性を大事にしつつ他人の個性を大事にするようになってくるようだ。

 さて、昨日は冬至だった。そして、何年かぶりに新月だった。まあ、縄文的に言えば一年の中で太陽が死に、そして月も死ぬ、感動的な日だったのだろう。

 残念ながら仕事の関係もあり、その大切な日の入りの瞬間は逸してしまったが、何回か外にでて太陽を観、そして多摩境の田端遺跡(ストーンサークル)で冬至のときは、丹沢の最高峰の蛭ケ岳山頂にちょうど日没するということなので、近くまで行って太陽を追っかけた。

 寒かったが、多摩境の近くの南大沢で日没の前に太陽が落ちる写真を撮ったが、確かに蛭ケ岳方面に日が落ちて行った。写真は日の沈む太陽であるが、右側に富士山の山頂付近が微かに見える。次の写真は、蛭が岳がはっきり写っている。

    

 

 尚、田端遺跡は縄文後期中葉から晩期中葉まで存続した遺跡だそうだが、田端東遺跡から国宝展にも展示してあった北海道の中空土偶にそっくりな土偶の一部が発掘されていて興味深い。

 佐倉市の国立歴史博物館での中空土偶のレプリカ

 

 縄文人にとって、丹沢の蛭ケ岳に沈む夕日は、好きか嫌いか、怖いか怖くないか・・・。縄文人の感情はとても気になる。

尚、町田市教育委員会の「発掘された町田の遺跡」と東京都埋蔵文化センターでいただいた「縄文人の見た風景と祈りの場探訪」を参考にしました。あらためて感謝です。

縄文スイッチ ② 4/10

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