イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

不思議な関係

2006-06-15 | 2006年度(1/13まで)
 古池や蛙飛びこむ水のおと
芭蕉の名句であるが、古池の静寂と対称的な蛙の飛びこむ音が印象的である。この名句を思いつつ、不思議な関係ということについて考えてみた。
 ある関係性を考えるとき、ロジックで几帳面に因果関係を追っていく方法と直感的、幾何学的、高次元的にイメージしていく方法があるように思う。前者の例は、日常的に特に仕事の場面でよく現れる。効率性を追求したり利潤を追求したりする場合がこれだ。倫理・道徳もこの世界である。
 もう一つは無意識に根ざしたイメージの世界だ。このイメージの世界の大切さはは産業革命の後20世紀になり、理詰めの理数系の分野で、相対性原理や不確定性原理、素粒子論の世界で認識されてきた。また、構造主義など文科系の分野でもイメージの世界を大切にした研究が進んだ。そして、無意識に根ざしたイメージの世界に、人類の英知や真理が宿されていることが予感されてきている。イメージの世界、無意識の世界は真理の世界に直結しているということだ。
 20代、30代の私と今の50代の私を比較してみると。真理を追究したいという傾向は同じであり、正義感も変わらない。しかし、信仰、職業観などの変化はロジックや因果関係で説明はつき難くカタストロフィ的である。
 これは自分の変化ー関係性の一例であるが、世の中にはこうした不思議な関係がいろいろあるように思える。
 不思議な関係をこれから見つめていきたい。
 


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