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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

他人はすべて奇人・変人? (人間とは何だろう 2/10)

2019-05-05 | 第二章「五感と体感」

 他者が自分の価値観と同じだったらと思うのは人情かもしれないが、どっこいそうは行かないのがこの世の常である。人間の身体は生物誕生の40億年の歴史を踏まえた60兆個の細胞からなる。そして、70億人以上の現世人類が今この世に居る訳だが、私と同じ人は一人として居ない。そして、生育史という経験の世界をさらに考慮すれば、例え一卵性双生児の方でも皆異なっていると言ってもよいだろう。

 U先生に教えていただいたが、深層心理の世界では、自分以外の他人は奇人・変人に見えるそうだ。これは、覚えておくと良い知恵だ。自分の拙い人生経験からして、甘えの構造からか他者を自分と同じように考えることは危険だった。現代は離婚も多くなったが、結婚してみて思ったような人でないと幻滅するケースも多い。

 しかし、むしろ、違う存在で共通点があれば奇跡と考えるのが健全かもしれない。そして、努力して、こころを通わせ一致を目指す。その努力の中で自分の世界が信じられないほどに広がり、人間関係に平和が訪れる。

 拙い自分の歴史を思い出してみる。7歳、小学校低学年のときにアラスカの小学校に編入された思い出がある。全く英語が話せない私だったが、温かい担任の先生の努力で、こころが通じ小学校に何とか通うことができた。はじめ担任の先生は私と会話を試みて失敗し悲しい眼をされていたが、日本語でダメ元で会話した私の心も通じ、はっと眼が明るく輝いたことを今でも覚えている。

 心が通いあうためのプロセス。当時は誰も知らなかったかもしれない傾聴はあるのだ。

 身近な他人の壁を取り払ったり、異文化交流を成功させたりするだけで無く、縄文時代でもイヌを人間と同様に丁重に葬るような関係もあったことは確実だ。時代や文化を越え、時には種を越えてのコミュニケーション・心が通うということはあるのだ。それは、どんなもの少し考えてみたい。

 写真は先日行った多摩動物公園のシロフクロウの眼。眼は脳に直結している器官とも言えるようだ。好きか嫌いか、怖いか怖くないかそんな感情も見えるように思えてしまう。

人間とは何だろう 2/10

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