イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

幸福の条件、幸福感を整理すると旅が楽しくなる!(愛を思索する旅 ② 2/10)

2013-12-11 | 第九章「愛」

 仕事場に出かけるとき、結構強い雨が降りつつ日差しもさしていた。いわゆる天気雨であった。そして、空を見ると綺麗な虹!狐の嫁入りである。虹にのって狐がお嫁にゆく。

 Wikipediaで調べると、世界各国に同じような言い伝えがあるようだ。日本では狐だが、猿だったり熊だったり虎だったり・・・何かトーテムと関係があるのだろうか。いずれにしても太古からの言い伝えなのだろう。そして、今も昔も、この天気雨と虹は不思議な感情を見る人に与えてくれる。

 さて、旅と生き甲斐の心理学をテーマに勉強会を最近開催しているが、そのときの話題に幸福感と幸福の条件がある。

 幸福というとかなり漠然とするが、幸福を熟慮してみると、幸福の条件といった理性的な面、そして幸福感といった実感の世界があることが判る。どちらも大事な幸福の要素であることは間違いない。

 旅といっても、一生のうちに豪華船で世界一周をしたい・・・といったような幸福の条件を夢見て、それを実現していくのも幸福に繋がるかもしれない。しかし、世界一周の旅位で期待した幸福感の実感は得られるとは限らない。ただ、そのプロセスには何かの意味があるのだろう。

 一方、幸福の条件はなくとも、昨日の虹のように日常の中で突然、恩寵のような幸福感が湧き起ることもある。

 もちろん、虹がでても昨日の私のように夢中でおっかけて写真をとる人もいれば、ちょっと横目で見てさほど感動もせず通り過ぎる人もいる。同じ現象にあっても幸福感を得るかどうかは人それぞれ。

 人には意識の世界と無意識の世界があるようだ。そして、幸福の条件を考えると、明らかに意識の世界の話である。おそらく得られる幸福感も意識の世界で想定される感情なのだろう。

 ただ、ややこしいが、自分のセルフィッシュな世界を超えるような大きな条件を考えることは、感情以上の幸福に繋がるかもしれない。

 一方、幸福感は、意識の世界だけではなく無意識の世界にも通じているようだ。そして、さらに個々人の生育史を超え神秘の世界や魂といった宗教の領域に通じるのかもしれない。感情は神秘でもある。

愛を思索する旅 ② 2/10

人気ブログランキングへ <・・クリック応援いつも感謝しています o(^▽^)o