TENNIS COACH DIARY

ハンサム木全のたわごとです

緊急連絡(045)

2005-06-01 11:38:37 | tennis
 実は友人の中国人コーチの紹介で、今テニスが旬の中国は天津市のナショナルセンターへ武者修行の遠征に出かける計画を考えていました。ゴールデンウイークあけに遠征し、もまれて、全国選抜、千葉中に突入と思っていたわけです。ところが、中国と日本の関係があまりに最悪で、危険だったため、あきらめました。

 そこで、かわりにと思っていたのが、アジアン14アンダーシリーズのフィリピンの大会です。苦労の末、ようやく要項を入手しました。6月28日~7月2日の大会に前後あわせて8日か9日くらいの日程、費用はひとり多くて15~16万円(ちょっと高めですみません、引率者ボランティアというわけにはいかないものですから)、対象は1991年1月1日生まれから1994年12月31日生まれの関東、全国レベルのジュニアおよび、そのレベルをめざす気合いの入ったジュニア。最低催行人数4名、最大8名までを考えてます。もちろん、引率は私が行います。

 大会のエントリーと日本テニス協会に「自己負担による海外遠征」の申請の関係で、締めきりはこの2~3日が勝負です。みなさんお早めに連絡ください。希望する方や、質問のある方はコメント欄にメールアドレスとお名前をお願いします。
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メアリー、ピアース(044)

2005-06-01 01:41:18 | tennis
 メアリー、ピアースが第1シードのダベンポートを比較的楽に退けて、準決勝に進出しました。とても集中したすばらしいプレーでした。

 2003年の秋にオランダへテニスの勉強のための超貧乏旅にでました。飛行機はもちろん直行便などチケットが高くてだめ、ものすごい遠回りをして時間と距離をかけていきました。アムステルダムを中心にあちこち回ったあと、最後にオランダのナショナルセンターを訪れてみようと思い、アルメアという町を訪れました。(9ヶ月後に多くの日本人ジュニアと多くの日本人コーチたちを連れて再び訪れるとは夢にも思わず…ま、このお話はいずれ)

 その時、オランダのトップジュニア達を見学していると、なんか、見た事のあるようなおばちゃんが練習をはじめました。ジュニアを教えているナショナルコーチの方に「あの人、メアリーピアースにすごく似てませんか?」と聞いたら「そりゃそうだ!本人だもん」と言われました。

 彼女は撮影されるのがきらいで、「撮ってもいいですか」と許可を求めたら断られるよ、といわれたので、隠し撮り。そのときの練習のことです。

 まったく真剣さがないのです。半分遊びのような感じで、ストローク、ボレー、スマッシュ、クロスラリー…などなど、いろんな種目を数分ダラーっとやっては次の種目、笑顔もたくさんです。
「ながす」という言葉がぴったりの状態です。私の生徒がこんなだったら、「やる気がないんなら出て行けー」と叫んでいるかもしれません。「ふーんトッププロもこんな練習の人もいるんだなー」というのが感想でした。(いつも彼女がこんな練習なのかは別として)

 そんな印象が強かったため、今日のピアースのすばらしいプレー、すばらしい集中力、それから解説者の「日頃、ものすごい練習をしているたまものだと思います」の言葉にとても不思議を感じました。フラストレーションの高い本番のために、練習でリラックスすることも大切なんでしょうかねー……

 ”トッププロ”は!!(ジュニアはダメよ!)
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日本の試合の現状(043)

2005-06-01 01:11:18 | tennis
 全国選抜の時に、もとフェドカップ監督の小浦さんのもってきた資料をみせてもらいました。全国の各都道府県の県ジュニアの各年齢ごとの参加人数です。千葉県はことしの千葉県ジュニアで700~800人くらいだったでしょうか。小浦さんの兵庫県は2500人くらいでした。まず、ここでびっくり。そして、さらにびっくりしたのは愛知県の0(ゼロ)という数字。つまり、愛知県ジュニアは行われておらず、ランキングで東海大会の参加者が決まっているということなんだと思います。「ガーーン」

 Oコーチ、Nコーチと熱く語り合いました。まず日本から1セットマッチや、6ゲーム先取、ノーアド、などを追い出さなくてはいけないなー!、と。そして、こんなものすごい大会の話も聞きました。
 ある県のある大会のお話。朝9時から夕方5時までコートを確保しているにもかかわらず、朝の練習コートなし。試合前の練習はサーブ4本だけ。試合は1セットマッチ。そして全試合、お昼に終了。そして、な、な、な、なんと、残った空きコートはある特定の高校の生徒が練習に使う。…大会のおえらいさん先生の学校の生徒です。しかもなんとこの大会、中学生大会なのにですよー!みなさん理解できます?

 こういうわけのわからない、いいかげんな、硬い古い頭の持ち主が行事をぎゅうじっていると、まったくテニス界が発展しません。こういうがんこおやじには、tamasanの爪のあかでも飲ませたくなりますね。

 ま、みなさん、身近な大会から、練習コートあり、3セットマッチで戦えるというような大会を増やしていきましょう。日本の未来のためです。
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