折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

名古屋城本丸御殿で

2017年10月19日 | 名古屋城
  「名古屋城南東隅櫓」

名古屋城内に平成30年の完成予定で本丸御殿の復元工事が行われています。
すでに完成した部分は公開中。
昔の工法での復元ですが・・・外から見る限り真新しい壁や柱は舞台装置のような気がして
今迄中に入ってまで見る気になりませんでした。

その御殿の一部が展覧会場として解放されていて今回、知合いの方が所属されている
日本刺繍の会の展覧会があると聞き出かけてみました。
ちょうど雨の止み間にお城に入ると朝から人の列が続いていました。

本丸御殿は戦災で焼けてしまいましたが、襖絵などは取り外されて保存してあったため戦災を免れ
今回の御殿復元の際にも正確な模写を飾ることが出来ました。
御殿に入る前に注意が色々。外国の方や若い日本人にも丁寧な説明は大切な事だと思えました。
白木の柱、床、金具、畳、は昔のままの材料で作られ、素手で触れたりカメラのフラッシュは厳禁です。
出来るだけ昔のままなので灯りも少なく暖冷房、トイレも無し。
外から見るのとは違い、白木の美しさ、そこに映えるきらびやかな襖絵は当時の華やかさを実感できるものでした。
その一室での日本刺繍展覧会はデザインも色もとても素晴らしく着物、屏風仕立ての物、バックなど、
御殿と雰囲気があっていて、外国の方達も興味深そうに次々写真を撮っていました。



この御殿が参観できるようになったばかりの頃、私の姉が出かけて「参観者が素足で歩いている」と
ビックリ・・・白木の床は素足では汚れるのです。
すぐに市議さんを通じて市役所に対策をお願いしたところ・・・それだけではないでしょうが・・・
早速スリッパが用意されたと連絡が入って、姉は「安心したがね・・・」と。
姉は木曽檜の材木屋さんだったことがあるので、折角の檜の御殿が汚れるのがたまらなかったようです。
今日は皆さんがスリッパを履いておられるのを見て、ひとり良かったねぇ~・・・と思いながら見て回りました。
外はまた雨、雨の中も入場する人波が絶えませんでした。




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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ひろさんへ (のびた)
2017-10-19 23:25:25
名古屋城本丸御殿の復元 忠実に時代を再現されているのなら良いことですね
襖絵などは外してあったということ 先見性があって重要な歴史の保存です
白木の床が素足で歩かせていた 市への忠告ですぐ対策がされたこと お姉様の仕事を通じての重さを受け止めたのでしょう
素晴らしいことです
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まだ、雨が... (くーばあちゃん)
2017-10-20 06:13:30
ひろさん、おはようございます。
今朝は雨が上がるかなと..
まだ、降り続いて。体にかびが生えそう。

名古屋城本丸御殿の復元>
私も2010年、2013年と2回観ました。
最初は梁とか桁の組み方を見る事が
できて、職人さんの技術に拍手でした。

素足で>
2013年、私の時は確か靴いれとして
ビニール袋が用意されていたような..
お姉さまのお仕事 生かされれいた
のかも。

復元工事の記事から私の書いたブログ
を読み返しました。2010年はまだ
前の区役所のブログでしたが、改めて
ブログをしていて良かったと。
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のびたさんへ (ひろ)
2017-10-20 08:32:28
昔の本丸御殿の天井画、襖絵など1000点以上は
空襲を避けて保管され重要文化財となっています。
保存して下さった先人に感謝です。

姉は、お役所の対応の早さにも驚いたと言っていました (笑)
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くーばあちゃんさんへ (ひろ)
2017-10-20 08:37:46
スッキリ晴れませんね。
雨が止んでいるうちに期日前投票に。

2010年にはもうブログ始められていたのですね。
大先輩!
頭の体操と日記代わりにもなり私も続けていこうと
思っています。
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