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我が少年時代(4)・・・

2019年01月19日 06時39分11秒 | 日記

 《前日に続く》  高校は祖父母のお蔭で卒業できたが、就職難の時代が待っていた。
卒業の1カ月前まで就職は内定せずに、やっと決まったのが「電電公社」だった。
入社して、仲間に聞けばみんなそれぞれ苦労した人のようだった。
縁故も伝手も無く採用してくれた電電公社に今でも感謝している。
学校は大学進学を勧めてくれたが、家庭のことを考えて「就職」の道を選んだ。
進学できなかったのは不本意だった、入社後電電公社には2年間の大学相当の有給の養成訓練があることを知り、約4年間受験勉強をした。
宿直勤務の合間を利用しての勉強だった。金銭のかかる遊興・娯楽とは無縁であった。
その間、実家の家計は一層苦しくなって、可能な限り仕送りを続けた。
養成訓練に合格して「東京」での2年間の寮生活が始まった。
文化の果てる地からの上京故、あらゆる文化を吸収すべく、コンサート、観劇、画廊巡り、観光等、地方ではできないことを精力的に励んだ。
それが後年大いに役立ったように思う。  《以下続く》



               厳 島 神 社 の 回 廊






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