間もなく台風２５号が日本列島に接近してきている。
今年は世界中で台風を初めてして、「豪雨」「地震」「火山噴火」と自然災害が続いた。
専門家の人達は揃って「想定外」と予想しえなかったと言い逃れた。
自然の脅威の前には、人知は及ばないのだ。
猛威を振るう台風を見れば、「自然」が怒り狂っているように思える。
被害者には失礼だが、世の罪・穢れが一掃されていくように見える。
不謹慎ながら「人間よ、もっと自然の前に謙虚になれ」と言われているように思える。
猛威が去った後には、優しくて清々しい自然が訪れるように思えてならない。
自然の脅威の前には、もっともっと謙虚にならねばならない。
晩 鐘 (大塚国際美術館にて)
子供だった頃、日本では「男尊女卑」が常識であったように思う。
そのころ強調されたのは「男は男らしく、女は女らしくあれ」だったように思う。
敗戦とともに、「男女平等」が浸透して、戦後は女性とナイロンが強くなったと云われた。
平和が長く続けば、女性の社会進出が活発になり、今では女性優位の社会になりつつある。
女の子は男の子を「××君付け」で呼び、奥さんは亭主を「××チャン」呼ばわりしている。
戦前育ちの我らにとって、異様な感がするのは、時代遅れというものか。
「××らしく」というのは、恰好をつけるための「装い」だろうか。「装い」には、もっと深い意味があるように思えてならない。
「女らしく」は奥ゆかしさの中に美しさが秘められているように思える。心の有り様のように思えてならない。
「蛮勇」は男らしいのではなく、「勇気」ある行動が男らしいのではないか。
威 風 堂 々 と