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不定期人生作業日報(仮)

ある時は医薬品卸商(正確には物流子会社)社員、ある時は通信制大学生、そしてある時は中途半端ヲタな、筆者の備忘録です。

こうの史代「ヒジヤマさんと魔の踏み切り」舞台検証

2016年05月30日 08時38分30秒 | 「その他マンガ作品」関連
※この記事では著作権法に則した実際の風景との比較研究のため、
BELOVE2015年4号に掲載された「ヒジヤマさんと魔の踏み切り 」(C)こうの史代/講談社 の一部を引用しております。


先日オバマ大統領の広島訪問&演説を初めてとした一連の行動に心を打たれ、
今年「この世界の片隅に」も公開される、
こうの史代先生の作品の舞台取材で広島市にお邪魔したことを思い出しましたので、
簡単に記事を起こしてみます。

こうの先生は漫画家としての創作活動の傍ら、地元広島の比治山大学短期大学部美術科にて客員教授をなさっておりまして、
その教材として例年オリジナルのマンガを描いて下さるそうです。
さしずめ「ヒジヤマさん」シリーズと僭越ながら銘打たせて頂いた、3作目にあたるのが
ご紹介する「ヒジヤマさんと魔の踏み切り」です。

その舞台ですが、広島市西区にある並走するJR山陽本線と広島電鉄宮島線井口駅をはさんで、市道と国道2号を結ぶ横断歩道と踏切が使われています。


P1


撮影ポイントは、広電の井口駅西広島方ホーム西端から構えたものですが、すぐ右側にJR山陽本線の踏切がかかっており、
JR側の踏切だけが閉まっていても接触に注意を払う必要があるのですが、広電の踏切も同時に閉まっている場合、
特に西広島方面の列車が接近する際遮ってくれるものが何もないのが、ちょっと怖く感じました。









P2

主人公のヒジヤマさんが載ってきた広電の車両は、3900型だと思われます。


P4

P7

P8

P9








井口駅を下車したヒジヤマさんは、駅近くの国道2号沿いにある洋菓子屋さんで訪問先へのお土産を買いに立ち寄るのですが、
作中にあるようなおしゃれはお店はなく、駅南側はマンションやら商業ビルが立ち並んでいます。
全体的にマンガでの描写と比べて、実際の町並みはビルから家屋から密集していて都市化が進んでいる感じが。


P10




作中で通過しているJRの115系と(黄色単色編成も通過してました)、広電5000型も長く待たずにカメラに収められました。
取材時間は30分くらい滞在していたのですが、訪れた時間がGW後半とはいえ朝7時台ということもあって、
JRも広電も頻繁に上下列車が行きかい、道路と線路を一挙に横断できる時間は意外に少ないのかな?という実感でした。
撮影し損ねてたのですが、貨物列車も通過していました。
まさによく言われる「魔の踏み切り」です。

このあと宮島までお邪魔して、今一つの天候と時間に縛られつつもしばし観光を満喫しました。
これに限らず、自分なりに好きな作品のプッシュを兼ねて、コツコツ取材して感じた気持ちや体験を
共有して頂けるよう時間を作って書き続けていかないと、と気持ちを新たにしました。
駄文お読みいただいてありがとうございました。









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