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2022年は客観的な予想を心がけます。

東京新聞杯(G3)回顧

2012-02-05 23:24:38 | 回顧
【馬場】Dコース。高速馬場でイン有利。

12.5 - 11.0 - 11.6 - 11.8 - 11.7 - 11.1 - 11.3 - 11.8=1:32.8
(35.1-23.5-34.2)

ガルボは5番枠から気合いを付けて先行策。内と外の出方を見ながら2ハロン目から手綱を抑える。馬場を考えれば平均ペースよりも緩い流れをインの経済コースをぴったりと立ち回る。道中の手応えは絶好。直線を向き、馬なりでポディションを上げる。坂上でブリッツェンを振り切り、単独2番手へ躍り出る。前のコスモセンサーは余力十分で簡単には差は縮まらない。ゴール前で一完歩毎にジワジワ詰め寄り、ゴール前でギリギリ差し切った。経済コースを上手く立ち回れたとはいえ、抜け出す時の脚は速かった。終いの脚に磨きが掛っている。

 コスモセンターは弾力性に富んだ素晴らしい馬体をしていたし、返し馬でも気配は絶好だった。6番枠から好発を決めると、内、外の出方を見ながら気合いを付けてハナを奪いに行く。鞍上としては逃げ馬不在でスローの番手追走だけは避けたかっただけに、自ら淀みないラップを刻むことを選択した。それほど飛ばしてはいないが、番手馬が抑えたことで自然と2番手以下と差を広げて行く。ぴたりと折り合った完璧な走り。直線で満を持して追い出されると、二の脚でグーンと突き抜ける。ラスト1ハロンから左手前に替えてひと踏ん張り。決して最後までバテてはいなかったが、勝ち馬の決め手が一枚上だった。今は全身を柔らかく使えて絶好調。底力が備わっている。

 ヒットジャポットは発馬で行き脚がつかず後方からの競馬。道中は
折り合いに専念し、直線はスムーズに大外へ持ち出せて末脚を伸ばしたが、先行した勝ち馬に33秒台の脚を使われてはこれが精一杯。

 フミノイマージンは下見どころから外めを堂々と周回し、気配は抜群だった。道中は後方のインで折り合いに専念する。久々のマイルでも戸惑うことなく道中の手応えは十分。直線を向き、坂上で立て直すロスはあったが、そこからジワジワと伸びたが最後は3着馬と同じ脚色になってしまった。牡馬相手にマイルでメドを立てた。

 ダノンシャークは発馬で行き脚がつかず置かれてしまった。ガツンと掛る気性だけに中途半端に前に行けるタイプでもなく、道中は最後方で折り合いに専念する。直線は大外へ持ち出し、一完毎に詰め寄ったが、イン有利の高速馬場で先行した勝ち馬が33秒台の脚を使う流れでは仕方なし。自らレースを作れない弱さが出てしまった。

 ミッキードリームは長距離輸送でも下見どころから落ち着きを見せ、課題はクリア。道中は気合いを付けて先行するも、直線はジリ脚だった。元々がズブいタイプ。マイルの高速決着の中での決め手勝負では分が悪かった。叩いて距離を延ばせば。

 フレールジャックはやはり道中でハミを噛んで力んでいた。前に壁を作って抑える競馬を試みたが、スタミナを消耗してしまった。気性を改善しなければ厳しい。

 マイネルラクリマは下見どころからテンションが高く、イライラしていた。15番枠から好発を決めて馬任せで好位の外め。道中はいい手応えで運びながら直線は馬群に沈んでしまった。気負いも影響しただろう。

東京新聞杯、きさらぎ賞

2012-02-05 09:58:58 | 最終結論
東京11R 東京新聞杯
◎マイネルラクリマ
○フミノイマージン
▲ダノンシャーク
△フレールジャック
×コスモセンサー
×ブリッツェン

本格化著しいマイネルラクリマを本命視する。前走の京都金杯1着は、ハイペースの流れを4番枠から気合いを付けて出して行く。強気の松岡らしい騎乗だ。道中は5番手のインから追走する。速い流れを自身も1000メートル通過58秒0とかなり厳しいラップで追走する。出して行っている分、4角の下り坂は掛らないように手綱をがっちりと抑える。4角からはオースミの外めに進路を切り替えるも、直線入口は前がびっしりと壁になり大外へ持ち出す。立て直してスパートされると、力強い伸び脚でグンと伸びる。3着馬との叩き合いを制しラスト100メートルから単独先頭に躍り出て押し切った。先行有利の馬場状態とはいえ、先行馬には厳しい流れを押し切ったのだから強いのひと言。前々走のキャピタルS3着は、一貫した流れを道中は中団からの追走。引っ張り切りの手応えで前に壁を作って脚をタメる。絶好の手応えで直線を向くと、坂上で狙っていた進路をガルボに締められる。右手綱を引いて外めに持ち出そうとしたが、今度はスマートステージが外から被せてきた為に断念。次にコスモセンサーとガルボの間の進路を狙うも開かない。ラスト100mから外めに持ち出し、猛追するも僅かに届かなかった。脚を余した。底力に溢れた末脚が武器で、スッと先行できる脚力もある。ここはブリッツェンが逃げ、番手構成はコスモセンサーとガルボ。極端にペースは落ちない。この中間も2週続けてコースで意欲的に追われ、動きも絶好。連勝へ。

京都11R きさらぎ賞
◎マジカルツアー
○ベールドインパクト
▲ヒストリカル
△マイネルアトラクト
×アルキメデス
×ジャスタウェイ

 キャリア1戦のマジカルツアーを推す。前走のメイクデビュー1着は素質馬の揃った一戦。スッと16番枠からハナへ立つと、すんなりとペースを落とす。ハミが抜けてリラックスした道中。直線を向き軽く仕掛けられると、首をしなやかったに使った走りでひと脚使って逃げ切った。馬場、展開に恵まれたとはいえ、中身は濃かった。スッと先行できるスピート性能があり、背中が柔らかく首をしなやかに使えて軽い走りをするタイプ。二の脚も使える。ここはトモが緩いタイプや折り合いに不安を抱える有力どころが多く、先行の利は大きい。

小倉大賞典

2012-02-04 13:29:26 | 最終結論
小倉11R 小倉大賞典
◎トップゾーン
○コスモファントム
▲ダノンスパシーバ
△ヤマニンウイスカー
×ガンダーラ
×ブロードストリート


伏兵トップゾーンを狙い打つ。ハミにモタれる面があるのだが、前走の中山金杯8着は丸田がいつもよりポディションを落として前に壁を作って折り合わせた。道中の折り合いは完璧だったが、3角で故障馬の煽りを受けて手綱を引っ張る不利があった。その後立て直して直線もゴチャつきながら最後まで粘り強い脚を見せた。助走したい時に受けた不利は想像以上に大きかった。前々走の中日新聞杯7着は、テンから出して行ったことで道中は力んで走っていたし、勝負どころは外にモタれて減速してしまった。鞍上がうまく制御できなかった。今回は同じ小倉コースだが、鞍上の丸田は前走でタメる競馬で折り合わせたし、直線で外めに持ち出して減速せずに加速できればいい脚を使える。差し切りに期待。