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2022年は客観的な予想を心がけます。

きさらぎ賞(GⅢ)回顧

2008-02-20 14:42:53 | 回顧
【馬場】天候:晴、芝:良。

12.8 - 11.0 - 12.3 - 12.5 - 12.2 - 12.1 - 12.1 - 11.8 - 12.0=1:48.8

【展開】メジロガストンがハナ。番手馬が手綱をガッチリ抑えて控えたし、有力どころに差しタイプが多く、前のレッツゴーも折り合いに専念。緩い流れで直線の追い比べ。馬場を考えれば外目に持ち出した馬有利。時計平凡。

 ペリエの渾身の右ステッキ。それに応えてレインボーペガサスが一気に差し切り勝ちを収めた。15番枠から道中は中団の外め。だが、口を割って行きたがり、折り合いを欠く。何とか前に馬を置いてなだめられる。終始、馬場のマシな外めを通る。3角の上り坂でも押さえるのに苦労するほどの行きっぷり。下り坂を慎重に下り、4角で2着馬が動いたのに連れて進出開始。直線で馬場の大外へ持ち出し、右ステッキが数発。始めは反応が鈍かったが、ラスト1F地点からようやくエンジンが掛かる。そこからは渋太く伸びた。勝ち時計へ平凡も馬場の影響もある。反応が鈍い面があり、時計勝負は辛いそう。リングハミ着用。

 スマイルジャックは12番枠からスッと好位の外めに取り付くも、持って行かれるような感じ。十分に脚をタメられているとは言えない。3角の下り坂でガツンとハミを取ってしまい、一気に進出。直線で早めに先頭へ立つ形となり、ラスト150㍍付近で勝ち馬に並ばれる。アッサリ交わされてもおかしくなかったが、そこから粘りを見せ、3着馬には差されなかった。ハミにモタれる若さがあり、距離延長は有利とはいえない。エッグハミ着用。

 ヤマニンキングリーは16㌔増でフックラ。もう少しトモに力が付いてほしい。テンは中団馬群のなかからの追走。向こう正面で手綱を引っ張る不利があり、後退。その後は後方で折り合いに専念する形。4角で勝ち馬を目標に馬場の良い大外へ持ち出す。そこからジワジワと伸び、ラスト1F付近では差し切ろうかの勢い。だが、ゴール前で脚色が鈍り2着馬も差せなかった。テンに折り合いを欠いたのもあるが、追われてから頭が高い。決め手勝負では分が悪いのかも。

 レッツゴーキリシマは11番枠からスッと先行策。スピードの違いで3番手に取り付くも、口を割って頭を上げてモロに掛かる。向こう正面はずっとこんな感じで相当なスタミナをロス。3角の下り坂でも鞍上との呼吸が取れない。4角で手応えは良くなかったが、直線で2着馬と馬体を併せる形で伸びる。ラスト300㍍付近で右手前に替え、もうひと踏ん張り。苦しいながらも大崩れしなかったのは評価できる。折り合い次第では1800㍍は克服可能。馬群を苦にしないだけに、内枠がほしい。

 ダイシンプランは良化途上。例によって後方に控える形。向こう正面は良かったが、3角で手綱が動き始め、4角では左ステッキが入るほど手応えが悪い。直線入り口で手綱が激しく動くと、直線半ばでは左ステッキに反応して内へモタれる。ラスト1F地点から重心を沈めて伸びようとするも、ガツンと来るものがなかった。本来はもっと切れるタイプ。走る方向に気が向いていないのだろう。良化待ち。

 アルカザンは道中、中団馬群の中からの追走だったが、フワフワして集中力を欠く。ペースの上がった4角ではズブさを見せて手綱のアクションに余裕がない。こうなると進路が限定されてしまう。スローなら尚更。仕方なく、直線は馬場の真ん中に出し、頭の高い走法でジリジリ伸びるも勝ち負けには加われず。外へ持ち出したかっただけにズブさが余計に応えた。叩いて変わり身に期待。

 ブラックシェルはプラス10㌔。厳寒期ということもあり、腹回りに余裕があったのは確か。レース前からテンションが高く、レースでも出負け。2番枠から馬場のいい外めに進路を切り替える。4角で狙っていた進路(ヤマニンとダイシンの間)を塞がれ、一旦手綱を引っ張るシーン。減速して直線は超大外へ。直線で右ステッキが入ると、外へ膨らんでしまう。追ってからはジリ脚だった。前脚のフットワークが小さく、馬体ほどフットワークに迫力を感じない。


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