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京成杯AH(GⅢ)回顧

2005-09-15 20:22:17 | 回顧
天候:雨  芝:稍重

【馬場状態】芝を張り替えたことと、開幕週ということでパンパンの絶好馬場。だが、直前の激しい降雨でやや重の上滑りする馬場。

12.1 - 11.2 - 11.1 - 11.3 - 11.5 - 11.7 - 11.5 - 12.9
(34.4-36.1)(45.7-47.6)(57.2-58.9)

【展開】快速ニシノシタンが好発を決めてハナを奪うも、ロイヤルキャンサーが突っつき、テン4ハロン45.7の速い流れ。開幕週のパンパン馬場と直前の降雨で前も簡単に止まらない。最後は底力勝負。

勝ったマイネルモルゲンは見事に2連覇を達成した。2番枠から好発を決めると、ニシノシタンの作る速い流れを4,5番手のインで1番人気のアイルラヴァゲインを見ながらスムーズに折り合った。残り3ハロン地点で外目を通って少しずつ仕掛ける。直線に入って前を射程圏に入れると、一完歩ごとに逃げ粘るニシノシタンに迫って差し切り勝ち。これまでは折り合いを欠いて気難しさを露呈していたが、今回は好位で気分よく走っていた。気性面で成長したと見ていいだろう。一度使われて馬も良くなっていた。中山1600㍍はこれで重賞3勝目。非常に相性がいい。このあとはシリウスSから11月3日に名古屋競馬場で行われるJBCに向かうとのこと。関越Sでダート適性を証明しているだけにGI馬相手にどのような競馬をするのか、非常に楽しみ。

2着のニシノシタンも一度使われて行きっぷりが素軽くなった。好発を決めるとスッとハナへ。ロイヤルキャンサーに突っつかれるも終始、手応えは抜群。直線に入って一旦は突き抜けるも、ゴール前でバテたところを勝ち馬に差されてしまった。ただ、テンのスピード性能はさすがだし、ハナへ立ってマイペースの競馬ができれば渋太いことを再確認できた。一度使われてすべてに上積みがあった。この馬も中山1600㍍と好相性。前走で本命を打っていただけに自分の詰めの甘さを痛感している。このあとは東京マイルの富士Sか。

3着のウインラディウスはさすがの底力。道中はニシノシタンの作る速い流れを後方でスムーズに折り合う。直線を向いてうまく前が開いたところを鋭く伸びた。勝ち馬に届かなかったものの、トップハンデの58キロと開幕週の馬場、直前の降雨を考えればよく頑張っている。さすがに力がある。折り合えば最後の脚は鋭い。

4着は人気薄のパリブレスト。速い流れを道中は後方のインをロスなく追走。直線を向いて馬群に突っ込み、多少ロスはあったものの、狭いところを縫うように鋭く伸びてきた。52キロの恩恵はあったものの、休み明けでよく走っている。中間はWコースで5ハロン62.1の猛時計をマーク。春からの成長が著しい。

5着のキネティクスは道中、中団前目の外を追走。だが、勝負どころでズブくなり、置かれてしまう。万事休すかと思われたが、直線でエンジンが掛かると外からジリジリと伸びてきた。半年ぶりの実践で見せ場を作った。エンジンの掛かりの遅いタイプで、是非とも東京コースで狙いたい。

1番人気のアイルラヴァゲインは残念ながら結果を残すことができなかった。道中はニシノシタンの速い流れを3番手から積極的に追走。勝負どころでの手応えも抜群。直線で一旦は2番手まで押し上げるも、急坂で失速してしまった。やはり、1600㍍は長い。ベストは1200~1400㍍。

本命視したシャイニンルビーは道中、中団のインをぴったりと追走。終始、内の経済コースを通るも、勝負どころで急に手応えが怪しくなる。直線でもジリジリとしか伸びず。鞍上によれば「馬場を気にして手応えが怪しくなった」とのこと。昨年2着時と同じような競馬だっただけに悔やまれる。良馬場で溜めればいい脚を使う。

3歳馬マイネルハーティーは道中、追走に苦しんで置かれてしまう。直線を向いて外から差して来るも、内にモタれてまともに追えていなかった。これは太め残りによるもの。それでも、勝ち馬から0.4秒差なら評価できる。絞れれば巻き返し必至。

フォーカルポイントは大外枠発走で出遅れ。道中は課題だった折り合いも付いてスムーズに追走。直線で外へ持ち出すも伸び切れず。上滑りする馬場を気にしたのか。

マイネルソロモンはこの中間、一度も速い時計を出していない。道中も後方2番手で置かれ気味の追走。直線でも見せ場を作れなかった。鞍上によれば「フットワークが小さくなっている」とのこと。立て直しが必要。

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