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2022年は客観的な予想を心がけます。

中山金杯(GⅢ)回顧

2008-01-07 22:09:49 | 回顧
【馬場】開幕週のCコース。野芝約4~6cm、洋芝約8~12cm。

12.4 - 11.4 - 13.3 - 12.5 - 12.4 - 11.9 - 11.9 - 11.4 - 11.0 - 12.5=2:00.7

【展開】メイショウレガーロがハナ。他馬の競り合いもなく、1角から13秒3-12秒5-12秒4と息を入れる。向こう正面からジワッとペースアップし、三分三厘から一気にペースアップ。先行馬がこれだけの脚を使っているだけに、いくらラスト1Fで12秒5を要しても、簡単には捕まえられない。

 アドマイヤフジが前走の雪辱を晴らした。課題の発馬を決めると、少し気合いを付けて外めの4番手に取り付く。人馬一体となり、折り合いもスムーズ。3角から除々に手綱を動かして気合いを付け、4角で一気にスパート。直線入り口でメイショウレガーロの半馬身手前まで迫ると、坂上で左手前に替えグイともうひと踏ん張り。スローペースで流れに乗れたとはいえ、正攻法の強い競馬だった。

 2着のエアシェイディは15番枠からソロッと出て後方からの競馬。流れの落ち着いた1.2角で外めを抑え切れない感じで中団まで押し上げる。馬群が固まったために馬込みに入ることができず、終始外々を通らされるロスの多い競馬。三分三厘で手綱をしごいてスパートさせると、4角で勢いよく4,5番手まで押し上げる。直線を向き、ステッキが連打されても手前を替えず。そのためにジワジワとしか脚を使うことができず。結局ゴールまで手前を替えなかった。勿体ないレースだった。

 久々のメイショウレガーロは南Pコースを中心に入念に乗り込まれ、仕上がりは良かった。3番枠から手綱を押してハナへ。他馬の競り合いもなくすぐさま1角から13秒3-12秒5-12秒4とたっぷり息を入れる。道中、フワフワして気を抜く面を見せたものの、逆にリラックスできたか。向こう正面からジワッとペースを上げ、3角から一気にペースアップ。11秒4-11秒0と一気に加速し、後続を突き放す。3着に敗れたものの、坂下で勝ち馬に並ばれてからも、踏ん張りを見せた。全体に頭の高い走法だけに、逃げる戦法が合っているか。

 シルクネクサスは2㌔減だったものの、もうひと絞りできた。2番枠から先行するも、1角でゴチャつき、首を左右に振って折り合いを欠く。その後も2角過ぎまでハミを噛んで力んだ走り。向こう正面終盤からようやく折り合う。だが、3番手の経済コースを通れたものの、動きたい三分三厘で馬込みに包まれて動けず。ようやく残り400㍍を切った4角で手綱をしごいてスパートするも、追って頭が高く、ジリジリとしか伸びなかった。もう少し上がりの掛かる展開が好ましい。

 グラスボンバーは道中、後方よりやや前目のポディションの外めを手応え良く追走。3角で急激にペースアップする流れ。そこでステッキ一発入り、手綱が懸命に動く。スブさを見せたが、直線でエンジンが掛かると、一完歩毎にジワジワと追い上げて見せ場を作った。展開不向きのなか、よく頑張っている。
 
 サイレントプライドは好発からスーッと好位を取る。終始、折り合いもピタリでペースの上がった三分三厘でハミをかけ直して進出を開始。だが、4角での勢いに力強さがなく、直線で馬群に沈んでしまった。2000㍍が合わなかったのか、緩急のあるペースに戸惑ったのか。敗因ははっきりしない。

 アサカディフィートは例によって後方からの競馬。急激にペースアップした三分三厘でズブさを見せて最後方まで位置取りを下げる。先行馬有利の展開で4角、大外最後方。絶望的な位置から直線は良い伸び脚で迫った。10歳でもまでやれる。次走、平均ペース以上の流れで。

 ヒラボクロイヤルは大トビで器用さにかけるため、中山向きではないし、2000㍍も短かった。

 トウショウナイトは少し余裕のある造りも、さすがの迫力。スッと2番手に取り付くも、3角で急激にペースアップした流れに対応することができず、馬群に沈んだ。2000㍍は短いし、一戦毎に良くなっている。次走に注目。
 
フサイチホウオーは、今回から馬具を替えてきた。なんでも舌を縛るのをやめたとか。1番枠から好位のインを積極的に伺うも、終始、ハミを噛んで折り合いを欠く。緩みない流れになった向こう正面でも鞍上とケンカしてチグハグな追走。これだけロスの多い競馬ではバテて当然。皐月賞3着馬の復帰はあるのか。精神面がコントロールできなくなっている。マイルに距離短縮をしても厳しいだろう。思い切った荒療治が必要。

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