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2022年は客観的な予想を心がけます。

弥生賞(GⅡ)調教診断

2008-03-06 14:11:27 | 調教診断
オリエンタルロック大幅上昇

【アインラクス】○ 動き力強い
福永騎手を背にDWで2頭併せの内を6Fから追走。4角で馬体を併せ、直線でスッと左手前に替えて掻き込みの強いフットワーク。ラスト1Fを伸ばされると、口向きが悪く右手前に替えて先着を許した。5F67秒3-11秒8は優秀。一戦毎に馬体が減り、この中間もそれほど追われていないし、まだ若い。本格化はまだ先だろうが、フットワークは力強い。先々が楽しみな素材。

オリエンタルロック】◎ 突き放す
ジョッキー騎乗で坂路を2頭併せ。脚を高く突き上げ、メリハリのあるフットワーク。ラスト1F切った地点で左手前に替えた際に少し右へモタれたものの、気にならない程度。ゴール前でステッキが入るとグイッと併走馬を突き放した。前走後は鹿児島県の砂浜で裸足のまま調教を行い、爪の成長を促した。帰厩後はDWと坂路で追われ、一追い毎に上向いている。力は出せる。

キャプテントゥーレ】◎ 万全の態勢
坂路の大外を2頭併せ。道中は前に馬を置き、脚をタメることに専念。これは2000㍍を意識してのもの。直線でピッチの利いた回転の速いフットワークでサッと馬体を併せる。抜け出した時にフワッとしたが、ゴール前で右手前に替えるとグイッと伸びて併走馬を大きく突き放した。久々だが、坂路で速い時計を5本出しているし、乗り込みも入念。いきなり万全の態勢。

【シングンリターンズ】○ 見た目の迫力今ひとつ
南Pで2頭併せの外。直線では併走馬とかなりの差があったが、仕掛けられてからキビキビしとした身のこなしで先着した。だが、完歩が小さい分、見た目の迫力に欠けた。この中間は中3週で時計を出したのはこの一本のみ。

【スズジュピター】○ 半信半疑
後藤浩騎手を背に南Wで3頭併せの外を追走。道中は馬場の最内を回り、4角で大外へ。直線でスッと左手前に替えると、上手く首を使い全身を目一杯に伸ばしたダイナミックなフットワークで先着した。ただ、腹回りに余裕があるのは間違いない。この中間は1月下旬に帰厩しながら速い時計は2本のみ。コースで長めから追われたのは急仕上げのためだ。動きはさすがも、半信半疑。

【ダイシンプラン】△ トモ緩い
高田騎手(レースは岩田騎手)を背にDWで2頭併せの外。直線でステッキが連打され手綱をシェイクさせるも、推進力に欠けて突き放された。重心の低いフォームで前捌きも良いのだが、トモが緩い。長めから追われたとはいえ、不満が残る。

【タケミカヅチ】○ 余裕残しで先着
柴田善騎手を背に南Pで2頭併せの外を追走。馬場の内めを回り、サッと流す程度だったが、上手く首を使い余裕残しで先着。もう少し、フットワークに柔らか味が出てくるといいが。

テラノファントム】◎ 迫力満点
南Pで2頭併せの外。終始、馬なりのまま馬体を併せてフィニッシュ。前脚を高く突き上げたフットワークは迫力満点だった。上手く首も使えていた。中1週なのでこれで十分。楽しみな素材。

【フサイチアソート】○ 乗り込み入念
横山典騎手を背に南Pで3頭併せの内を追走。終始、持ったままの手応えで全く無理せず。遅れたのは問題ない。前に馬がいてもムキになることがない。素直な気性だ。久々でも1週前はハードに追われ、乗り込みは入念。腹回りはスッキリし過ぎているくらい。

ブラックシェル】◎  大きく突き放した
武豊騎手を背にCWで併せ馬。直線で左手前に替えると重心をグッと下げ、グイグイ伸びる。併走馬を大きく突き放した。大きなストライドで見た目のスピード感は今ひとつだが、それでいて5Fから66秒3-12秒7。走る馬に見られる傾向。体はもうひと絞りできそうだが、長距離輸送もあるので絞れるだろう。

ベンチャーナイン】◎ 動き柔らかい
武士沢騎手を背に南Wで単走。首を水平に使い、四肢を柔らかく、尚且つシャープに伸ばしたフットワークで、バネを感じさせる動きだった。好調だ。

【ホッカイカンティ】○ 動き良し
南Pで2頭併せの外を終い重点。直線で伸ばされてからは頭の高い走法ながら回転が速く、キビキビとしたフットワークで一気に突き放した。動きは良い。

マイネルチャールズ】◎ 文句なし
松岡騎手を背に南Pで単走。全くの馬なりのため時計へ至って平凡だが、直線は全身をダイナミックなフットワークで弾むようなフットワーク。動きは文句なし。短期放牧明けで追い不足だが、牧場で乗り込まれてきたので太め感は全くない。

【ライムライトシチー】○ 動きまずまず
南Pで3頭併せの大外だが、直線は実質単走。仕掛けられてからグンと伸びた。最後は脚が上がり気味だったが、まずまずの動き。