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2022年は客観的な予想を心がけます。

第27回ジャパンC(GI)最終結論

2007-11-24 23:56:29 | 最終結論
ジャパンCダート(GI)的中
このブログは有馬記念(GI)まで頑張ります

東京10R ジャパンC(GI・芝・2400㍍)
◎メイショウサムソン
○インティライミ
▲ウオッカ
△ドリームパスポート
×チョウサン
×フサイチパンドラ
【見解】
 王者・メイショウサムソンが決める。前走の天皇賞・秋1着は、久々ながら3週連続して武豊が稽古に跨り、万全の態勢だった。1番枠から好発を決めて前へ。テンに若干行きたがるも、すぐに折り合う。スムーズな追走から4角での手応えは抜群。残り2F地点の坂上で早めに先頭へ躍り出ると、そこからグングン加速。一頭になっても気を抜くことなくしっかりと駆け抜け、最後は2着馬を突き放した。やや重で1分58秒4の時計も優秀で文句なしの内容だった。瀬戸口厩舎の解散に伴い高橋成厩舎へ転厩して坂路調教を取り入れ、フォームに柔らか身が出た。馬体重こそ変わらないが、昨秋と今季では馬体の造りがまるで違う。今季は腹回りがスッキリし、トモや肩先に一段と筋肉が付いている。追って底力ある末脚が武器で、今なら時計勝負にも対応できる。今週の攻めの動きは今ひとつに映ったが、前走が良すぎただけ。問題ない。国内では負けられない。

 5歳秋を迎えインティライミが充実期を迎えた。前走の京都大賞典はスローの瞬発力勝負の流れ。直線で馬群に突っ込むのではなく、あえて立て直して大外へ回る形を取った。流れが流れだけに、そのロスは想像以上に大きかったはずだが、顎をグッと下げ、重心の低いフォームでグングンと加速。抜群の切れ味で一気に差し切った。ディープ世代のダービー2着馬だが、その後の放牧先で蹄を痛め、背筋痛にも悩まされ、それが気性難へと繋がった。今冬のAJCC時などは最悪の状態だった。ところが、6月の宝塚記念から攻めの動きがガラリと変わり、全身を柔らかく使った集中力に富んだ走りになった。それが2戦連続して33秒台の切れ味に繋がった。今週のDWでの最終追いも宝塚記念をも凌ぐ抜群の動きだった。デキは間違いなく良い。時計勝負の裏付けもあり、視界は明るい。逆転も十分。

 ウオッカはエリザベス女王杯を右寛ハ行で回避。ジャパンC出走は困難かと思われたが、陣営の懸命なケアによって出走にこぎつけた。デキを不安視する声もあったが、坂路での最終追いでは見た目以上のスピード感でド迫力の動きを披露。一蹴した。この馬の持ち味は右手前での爆発力。ダービーで坂上から凄まじい脚力で抜け出した再現を十分に期待できる。前走の秋華賞3着は、久々で大トビの本馬には不向きな京都内回り。4角のコーナーワークにぎこちなさがあった。直線の残り1F地点で左手前に替えてから伸びを欠いた。前進あるのみ。1角でスムーズに前に馬を置ければ。

 ドリームパスポートにとって久々は苦にしないし、栗東坂路の2倍もの勾配を誇るコスモビューで乗り込まれてきた。帰厩後は急ピッチで動きも地味だが、馬体はできている。一瞬の爆発力は昨年のレースぶりから証明積み。いきなりから。

 前走は道悪でグリップの利かなかったチョウサン。今回は待望の良馬場で競馬ができる。前々走の毎日王冠1着はフロックではない。自身もバテることなくラスト1Fを11秒5で駆け抜けている。流れが速くなれば末脚が怖い。今週の攻めは意欲的だった。

 デキの良いフサイチパンドラは前走で不得手の瞬発力勝負にも対応できた。これは落ち着きが出てきたことも大きく影響しているだろう。勿論、流れが速くなって底力を要する流れでも対応できる。依然として攻めの動きも良く、一発があっていい。

◎→○→▲ の3連複、3連単BOXを中心に買う。

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ジャパンCダート(GI)最終結論

2007-11-24 00:24:08 | 最終結論
東京11R ジャパンCダート(GI)
◎ヴァーミリアン
○ドラゴンファイヤー
▲サンライズバッカス
△ブルーコンコルド
×メイショウトウコン
×フィールドルージュ
☆フサイチホウオー
【見解】
ヴァーミリアンが悲願の中央GI初制覇へ。前走のJBCクラシックは発馬で行き脚がつかなかったものの、道中は中団でジッと我慢。三分三厘で他馬が仕掛けても気にせず。4角で僅かにできた隙間に突っ込み、直線は一瞬の脚で一気に突き抜けた。久々で7分のデキ。それでこの強さ。恐れ入った。地方の力の要る馬場を苦にしないタイプで、早め先頭で押し切るスタミナと底力を持っている。中央の速い時計決着が案じられているが、前走で抜け出した時の、一瞬の脚の速さなら馬場は問わない。自在脚質も魅力。今週の坂路追いでは数字以上のシャープさを感じたし、攻め駆けしないタイプにしては動いた。反動もなさそうだ。

ドラゴンファイヤーは多少ズブさがあるものの、追ってからグンと重心が沈み、長く脚を使えるタイプ。いかにも府中の2100㍍が向きそう。ここは一線級相手だが、3歳馬で上昇度も期待できる。

サンライズバッカスは叩き3走目でピークのデキ。前走は4角で外に大きく振られながらも、直線でよく盛り返してる。相変わらずゲート難で後方からの競馬になっている。脚質的に大外を通らざる得ないタイプで、内、外の馬場差が激しい大井には不向き。府中は今冬のフェブラリーS勝ちがあり、大外から届くコース。

ブルーコンコルドにとって2100㍍は決して長くない。昨年のこのレースも道中は中団インで折り合いに苦しみ、馬群に包まれた。しかも、直線はモロに前が壁になり、脚を余した。突き抜ける雰囲気はあった。前走は4角で躓く不利があったし、帝王賞は強引な騎乗で勝ち馬とはコース差があった。左回りだとコーナーで内へモタれ、折り合いにも不安がある。それでも、見限れない底力の持ち主。

 メイショウトウコン、フィールドルージュの決め手はここでも通用するもの。

大穴はフサイチホウオー。前走はハミに頼った走りとなり、スタミナが持たなかった。前脚を突き刺すダート向きの走りで、筋肉質。ダート替わりで激変が期待できる。砂を被りづらい外枠もいい。

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