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2022年は客観的な予想を心がけます。

東京優駿(GI)展望・3

2005-05-28 23:37:33 | Weblog
【ニシノドコマデモ】
前走の青葉賞2着はスローの流れを中団からの競馬。
終始、折り合いもスムーズで直線を向くと、
外からデザーモ騎手に寄られて若干追い出しが鈍った。
メンバー最速34秒1の強烈な脚で迫っただけに悔やまれる。
ただ、勝ち馬が終始スムーズな競馬だったことを考えると、
それ以上に中身は濃かった。
しかし、走破時計2分26秒9は高速馬場を考えれば遅い。
今回はディープインパクトをはじめメンバー強化される。
前走、前々走時は気性面の若さを露呈していたが、前走は集中して走っていた。
府中向きの脚質で長くいい脚を使う。
今回も控える競馬で挑む。


【ブレーブハート】
前走の青葉賞3着はスローの流れを中団からの競馬。
直線で馬場の真ん中からメンバー最速34秒1の脚で鋭く迫った。
芝2戦目でこれだけやれるのは立派。
ただ、初芝の前々走もそうだが、走破時計が平凡だし、
まだ一度も厳しい競馬を経験していない点も割引が必要だ。
いずれはGIを狙える器になるだろうが、現時点ではどうか。

東京優駿(GI)展望・2

2005-05-28 01:18:36 | 見解
例によって某掲示板に書き込んだものです。


【インティライミ】
目標としていたダービーに間に合った。
前走の京都新聞杯1着は半馬身ほどの出遅れ。
テンは中団で折り合いに専念すると、
勝負どころの4角手前の坂下で外を通って一気に仕掛ける。
そのまま直線で先頭に立って押し切った。
上がりのラップで11.9-11.8-12.6と、
ラスト1ハロンで大きくバテたのは不満だが、
早めに先頭に立つ厳しい競馬だったので仕方ない。
前走の内容から長くいい脚が使えることが分かった。
直線の長い府中で、これ以上ないアドバンテージだ。
今回は鞍上の性格を考えてもディープを負かしにいく競馬をするだろう。
課題は初の長距離輸送とスタートだろう。
どんな競馬をするのか、レースの鍵を握っている。


【ダンツキッチョウ】
前哨戦の青葉賞を快勝しての参戦。
その前走の青葉賞1着好スタートを切ると、
スローの流れに乗じてスッと好位へ。
内枠の利を生かして終始、内の経済コースを通れた。
直線で満を持して追い出すと、ジリジリ伸びて後続を完封。
ただ、スローの流れを完璧な運びで競馬したのに着差はわずかクビ。
かなり恵まれた感が強い。
高速馬場を考えれば勝ち時計も平凡。
前走で完璧に仕上げていただけに上積みも疑問。
好位から競馬できるのは強みだが、決め手に欠ける印象。


【シックスセンス】
皐月賞2着でアッと言わせた。
その前走はビッグプラネットの作る平均ペースを後方から。
以前は折り合いを欠く面があったが、実にスムーズな競馬。
勝負どころの3~4角で有力どころが早めに動いても、
同馬はジッと追い出しを我慢。
それが功を奏して直線でメンバーNO.2の上がり34秒2の、
鋭い脚を繰り出して勝ち馬に迫った。
展開が向いたことは確かだが、最後の脚は紛れもなく本物。
今回は2ハロンの距離延長となるが、
テンに折り合いさえつけば前走の再現がある。


【ペールギュント】
前走のNHKマイルC4着はスローの展開に嵌った。
上がり33秒7の鋭い脚で迫るもペースが遅すぎた。
ただ、これが追い込み馬の使命。
三走前のスプリングS6着は勝ちを意識して勝負どころで早めに動くも、
直線で見せ場なく失速してしまった。
その反省を生かして挑んだ皐月賞6着は、
ギリギリまで追い出しを我慢すると、直線で一瞬の脚で見せ場を作った。
しかし、どうしても長くいい脚が使えない。
そのため自分から動くことができない。
器用さがないため府中の広いコースは歓迎だが、
脚質を考えると、距離延長と直線の長いコースは不向き。


【シルクネクサス】
暮れの朝日杯FSで◎を打った。
そのFSは好位から競馬するも直線で見せ場なくシンガリ負け。
その後も自分からやめてしまう競馬が続いた。
しかし、前々走のベンジャミンSを好位から差し切ると、
前走の京都新聞杯4着は好位から早めに動く形ながら最後まで粘った。
一戦毎に粘り強さが出てきている。
今回も好位から流れに乗れれば掲示板はあるだろう。


【シルクトゥルーパー】
前走のNHKマイルCは直線で見せ場なく17着。
前々走の橘Sで強烈な伸び脚で差し切っているように、
本質はスプリンター。
ここはいかにも厳しい。