味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

教ふるに孝を以てするは、

2018-06-14 13:31:59 | ブログ
第3454号 30.06.15(金)

教ふるに孝を以てするは、天下の人の父為(た)る者を敬する所以なり。教ふるに弟を以てするは天下の人の兄たる者を敬する所以なり。教ふるに臣を以てするは、天下の人の君たる者を敬する所以なり。『孝経』282

 民に孝道を教えられたのは、広く天下の人々に父たるものを敬うようにさせたいがためである。民に弟道を教えられたのは、広く天下の人々に兄たるものを敬うようにさせたいがためである。民に臣道を教えられたのは、天下の人々に君たるものを敬うようにさせたいがためである。

 【コメント】孔伝に、「所謂、其の父を敬すれば、則ち子説ぶなり。孝道を以て教ふれば、即ち是れ天下の人の父たる者を敬するなり。所謂、其の兄を敬すれば、則ち弟説ぶなり。弟道を以て教ふれば、即ち是れ天下の人の兄たる者を敬するなり。所謂、其の君を敬すれば、則ち臣説ぶなり。臣道を以て教ふれば、即ち是れ天下の人の君たる者を敬するなり。」とあります。

 天下の人々に、処世を良好に生き抜くようにと教え、そのことが奏功すれば、すばらしい人生が人々の為に展開されることでしょう。

 テレビでは29歳の看護師の方を、複数の男が車に押し込め連れ去り殺害したと報道しています。なぜこのような犯罪を起こすのでしょうか。日をおいてこれらは必ず世に明かになるのです。そうした場合、やがては刑務所暮らしとなるのです。

 刑務所でなくても、これらは天が認知しているので、早晩天の制裁があるのです。それでも俺は捕まってもよいと思っての行動だとしたら、善悪を判断不能な人間のすることでしょう。

 やがてこの加害者たちに恋人が出来、そして子供ができた場合、自分の身内を殺害するようなことをするのでしょうか。人間は人殺しをするためにこの世に生を享けたのではないのです。

 昨夜は第二道場での空手道教室でした。『南洲翁遺訓』発表女王のマサダカナコさまは五時丁度に道場入りしてくださいました。早速、「空手の舞」「四方展開一番の型」「基本型一番」「アーナンクーの型」を御稽古しました。そして『南洲翁遺訓』第十六章・節義廉恥を失いてを拝誦しました。小学一年生とは思えない熟達した諸々の発表でした。

 第二部は田上青年とのおけいこでした。基本練成、四方展開一番の型、基本型一番の突き等は、それはそれはお見事です。修行の年輪を感じさせる技術の習得でした。

 ただ、早く終わりたいと思って時計ばかり見る傾向がありますので、私が注意すると取っ組み合いが始まるのです。私は意図的に彼に重圧をかけるようにしています。それはやがては独りで生きていかなければならないから、そのおけいこをしているのです。
 
 取っ組み合いをした後で、平和協定を結びましょうといって握手をするのです。そこで私が、仲直りしたから、抱き合ってチューをしましょうと言うのです。そしたら、田上青年は「味園ツルハゲ」とはしないと拒絶するのです。

 こういった一連の動き・動作は彼の内面を知るためにしているのです。万一の緊急事態発生の時は、命懸けで田上さんを擁護しなければならないからなのです。それにしても、立派に成長してくださいました。

-----------
 『荘子』に次の言葉があります。
 「志を養う者は形を忘れ、形を養う者は利を忘れ、道をいたす者は心を忘る」(雑篇 譲王)とあります。精神を修養して道に励む者は体のことは念頭にはなく、体を養生するのに一心になっている者は利益のことは思わない。人間として徳を養うことを最上の目的とする者は、無心無欲である。人生を生きていくうえで、私はこのことを真剣に考えています。田上青年とは20年の師弟関係ができました。素晴らしい青年との交流を天はしかと現認しているのです。これからも田上さん頑張りましょうネ。
--------------
 『菜根譚』第99

 逆境の中に居らば、周身、皆鍼砭薬石にして、節を砥ぎ行を磋きて、而も覚らず。順境の内に処らば、満前、尽く兵刃戈矛にして、膏を鎔かして、而も、知らず。

 人間、逆境にあるときは、身のまわりすべてのことが、鍼や薬で、それで節操をとぎ行いをみがいているのであるが、しかも本人はそれを知らずにいる。これに反し、順境にあるときは、目の前すべてのことが、刃や戈で、それで肉を溶かし骨を削っているのであるが、しかも本人はそれを知らずにいる。
-------------
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
« 久しければ則ち禮貌習熟し | トップ | 朝に言ひて曰く、天下を治む... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ブログ」カテゴリの最新記事