味園博之のブログ-文武両道「空手道と南洲翁遺訓」他古典から学ぼう

平成の今蘇る、現代版薩摩の郷中教育 
文武両道 「空手道」と『南洲翁遺訓』を紹介するブログ

一年の計は、穀を樹うるに如くはなし。

2015-09-12 11:51:24 | ブログ
第2449号 27.09.12(土)
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一年の計(はかりごと)は、穀を樹(う)うるに如くは莫(な)し。十年の計は、木を樹うるに如くは莫し。終身の計は、人を樹うるに如くは莫し。『管子』
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 一年の計画を立てるとしたら、その年内に収穫のある穀物を植えるがよい。十年の計画をを立てるというなら、木を植えるがよい。一生涯の計画をたてるつもりなら、人材を養成することだ。398
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 【コメント】『管子』の訓戒はまさしく当を得ていると思います。私は一生涯の計画を立てるつもりで、門下生の児童たちに『南洲翁遺訓』を教えているのです。『南洲翁遺訓』を通じて子供たちを育てたいという思いは詩吟道師匠・竹下一雄先生も同様でした。
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 今朝の学問館は1085回でした。教材は、
 1.明珠在掌
 2.乱れた日本の国語と日本人の卑しい発言
 3.高校生が感動した『論語』『孟子』
 4.人生をひらく
 5.感奮興起
 6.挑戦者たち
 7.恭・寛・信・敏・恵----幸福への方程式---等々でした。
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 2項の末尾をご紹介致します。〈最高学府に学んだホリエモンこと堀江貴文氏の「投資家にとって邪道かどうか関係ない。ずるいと言われようが合法だったら許される」「誤解を恐れずに言えば、人の心はお金で買える。女は金についてくる」との発言などはあまりに卑しい。この類の発言が昨今のリーダーたちちに多く散見されるのは、由々しい問題である。〉(致知より)

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 2項を読み、かねがね私が心を痛めていることを書いてくださっているので溜飲が下がる思いがしました。
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『大学味講』(第286回)
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  第十八節 義を以て利と為す
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 国家に長として財用を努める者は、必ず小人に自(よ)る。彼之れを善と為す。小人をして国家を為(おさ)めしむれば、菑害(さいがい)並び至る。善者ありと雖も、亦之れを如何ともすることなし。此れを国は利を以て利と為さず、義を以て利と為すと謂ふなり。
  註 釈
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小人に自る=「自る」に
 (1) 由る(それにもとずく)
 (2) したがう
 の二つの意味があるが、結局は一つであって、ここでは小人によりかかり、小人にしたがうということになるのである。

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『論語』(第386)
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 子曰はく、志士仁人は生を求めて以て仁を害すること無し。身を殺して以て仁を成すことあり。
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 孔子が言うには、志士・仁人というような人は、命が惜しいからとて、仁の徳を害するようなことはしない。むしろ反対に、自分の身を犠牲にしても、仁道を成し遂げるような場合がある。生命も大事だが、仁の方が生命よりも一層大切だからである。
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『農士道』(第265回)
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 よく人はいふ。
「近来の青年はどうも農業を好まぬ。農業をやって居ながらもどうも心から之を好きでやっているものが少ない。一体どうしたら農業が好きになれるであろうか。」
と。私は此の事に対しての答は、唯端的に「南無帰依農」の一語で足りると信ずる。農に帰依せよ、安立は其処からのみ生ずる。一体農業に限ったことではない。一切の職業、否、人生其のものは、決して美しい、楽しい、利益な、明るい一面のみではない。醜い、苦しい、不利な、暗い反面も必ず之に伴うものである。これが此の世の常である。従って吾々人間が此の世に於て生き抜いて行く為には、何事に従うにも、先づ第一此の厳粛な事実を認識し、覚悟し、而して敢然として之に突入して邁進せねば真の救ひは求められるものではない。

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